南城公園の芝生広場に設置工事が進められていた大型複合遊具がこのほど完成し、
28日(日)オープンセレモニーが行われました。
平成11年に開園した「南城公園」。
開園当時から使われていた木製の大型遊具は老朽化によって平成23年度に撤去されており、
今回の新たな複合遊具の設置は、市民からの要望を受け、行われたものです。
設計・施工は、公募型プロポーザル審査に参加していた8社のうち、
市民のアンケートや公開審査などの結果から選ばれた、日本体育産業株式会社が請け負っており、
総事業費は、1千499万4千円となっています。
完成した遊具は、6歳児以上を対象にした児童用の大型複合遊具と、
6歳児未満を対象にした幼児用の複合遊具2基です。
「風雲南城」と名づけられた児童用の大型複合遊具。
「忍者」をテーマに、かつてこの地に与良城があったことから城をイメージしたデザインとなっています。
平地だけでなく斜面や丘を利用し、14メートルを一直線に滑り降りるロングスライダーや、
スリル満点のトンネルスライダー、また、ロッククライミングや釣り橋など、
子どもたちの冒険心をくすぐる作りとなりました。
修行感覚で遊びながら基礎体力の向上を図ることができます。
一方、幼児用の複合遊具は「どんぐりハウス」と名づけられ、子どもたちが
親しみやすいデザインとなっています。
テーマは「なかよし」で、パネル遊具などを使って、お店屋さんなどの「ごっこ遊び」ができるアイテムや、
2人で滑れるダブルスライダーなど、友だち同士で楽しめる遊具が揃いました。
高さも1メートル以下で、小さい子どもでも安心して遊ぶことができます。
28日(日)に行われたオープンセレモニーには、
市の関係者をはじめ、近隣に住む親子などおよそ500人が集まりました。
挨拶に立った栁田市長は、
「多くの子どもたちが望んでいた遊具が完成した。
大いに遊んでいただき、健やかに成長することを期待したい。」などと述べていました。
セレモニーでは、市長や来賓を始め、訪れていた親子らも加わって、くす玉割りが行われ、
皆で遊具の完成を祝いました。
また、野岸小学校管楽部の子どもたちが、4曲を披露。
ダンスなども交えたリズミカルでダイナミックな演奏を披露し、会場に華を添えていました。
最後には、一番早く公園に訪れた子ども2人が、「遊具一番乗り」として、
それぞれ幼児用、児童用の滑り台から、滑り降りました。
元気に滑り降りた男の子に、集まった人たちからは暖かな拍手が送られていました。
セレモニーが終わると、子どもたちは、待っていましたとばかりに、完成したばかりの遊具で自由に遊び、
思い思いの時間を過ごしていました。
この日は、先着500人にアイスキャンディーやお菓子のプレゼントもあり、
訪れた人たちは親子で楽しいひと時を過ごしたようです。