26日(金)、ベルウィンこもろでは、小諸北佐久シルバー人材センターの会員を対象とした、
安全就業講習会が開かれました。
この日、会場にはおよそ200人の会員が集まりました。
冒頭挨拶に立った白鳥吉章(しらとり・よしのり)理事長は、
「過去に起きた事故を見てみると、不注意や慣れ、経験不足などが原因となっている。
事故を起こすのも人、防ぐのも人。事故をなくし、安全な就業と幸せな生活を送りましょう」と
集まった人たちに呼びかけていました。
続いて、「特殊詐欺をはじめとする犯罪の未然防止について」と題し、
小諸警察署の山岸英司警部補が講壇に立ちました。
山岸さんは、「長野県下でも東信地域は一番振り込め詐欺の被害件数が多い」と紹介。
犯人グループは、「騙されやすい人」「一人暮らしの人」「インターネットをしていない人」を
狙う傾向があると話し、当てはまると思う人は十分に気を付けて下さいと集まった人たちに
注意を促していました。
また、被害者のほとんどが、大金を振り込んでしまった後に被害に遭ったと気付くと話し、
振り込め詐欺に遭わないために注意すべき点について改めて参加者たちに紹介していました。
山岸さんはこのように話し、被害者にならないためには、断る勇気を持つことが大切だと
集まった人たちに呼びかけていました。
いつ自分たちが被害者になるかわからないということもあり、
集まった人たちは皆真剣な表情で山岸さんの話に耳を傾けていました。
この後には、上田市にある矢嶋診療所 所長の矢嶋嶺(たかね)さんによる講演も
行われたということです。
なお、小諸北佐久シルバー人材センターの今年度の安全適正就業対策推進の重点目標としては、
事故件数減を掲げ、「安全ミーティングの完全実施」、「安全装備使用の徹底」、
「健康診断の受診及び健康体操の奨励」、それに「交通事故防止」の4つを行っていきたいということです。