小諸市では、7年前から森林整備を目的として「森林再生プロジェクト」に取り組んでいます。
先月29日(土)には、信州青少年の家の東側にある山林でプロジェクトの一環である、
「親子ふれあい森林教室」が行われました。
小諸市と佐久森林組合の共催で行われたこの日の教室には、
市内に住む小学生とその保護者ら59人が参加し、皆で、森林整備の大切さについて学びました。
開校式では、栁田市長が挨拶に立ち、「定期的に手入れをしないと森林は荒れていきます。
今日は楽しみながら森を大切にする気持ちを育んで下さい」と述べました。
開校式が終わると、佐久森林組合の職員が講師となり、木の種類ついての説明が行われました。
参加者らは配られたパンフレットを見ながら、森を守るための伐採の必要性などについて
考えを深めている様子でした。
その後、5つのグループに分かれ、木の伐採作業を行いました。
子どもたちは、森林組合の職員らに木を上手に切るポイントを教えてもらいながら、
懸命にノコギリを動かしていました。
長時間の奮闘の末、木が切り倒されると、歓声が起こる場面も見られました。
倒れた木のまわりでは、参加者らが、年輪を数えたり、木の高さや太さを測るなどして、
親子で共に、木についての理解を深めている様子でした。
木の伐採作業の後には、子どもたちに鉢が配られ、 どんぐりを植えていきました。
参加者らは、皆、楽しそうに作業に臨んでいました。