4日(火)、東山区では、区の公民館で健康達人東山区らぶを行いました。

東山区では、区民同士の交流を深めてもらおうと毎月、この健康達人区らぶを開いています。

この日は、65歳以上の区民、およそ20人が参加し災害や事故に遭った時に備えて

救急法の講習会が行われました。

講師を務めたのは小諸消防署 救急救助係の白木直宏(しろき なおひろ)さんです。

まず始めに、白木さんは、なぜ応急手当てが必要なのかを説明していきました。

救急車は通報を受けてから、現場に到着するまで平均7分から8分かかります。

到着するまでに、応急手当をしなかった場合、生存の確率は10%をきることから

白木さんは、その場に居合わせた時は積極的に救命処置をしてほしいと呼びかけていました。

参加した人たちは、白木さんの話に真剣な表情で耳を傾け進んで質問をするなどして

知識を深めている様子でした。

続いて、ダミー人形を用いて心肺蘇生法が紹介されました。

正常な呼吸をしているか確認することや気道の確保方法などの注意点を教わると参加者も早速実践です。

皆、周りの人たちと相談し合いながら意欲的に心肺蘇生法に取り組んでいる様子でした。

中には、これまでにも蘇生法を学んだことがある人もいて、慣れた手つきで実践しながら

スムーズに流れを確認していました。

また、この日はAEDの使い方についても説明が行われ参加者の代表が操作を体験しました。

いつ自分の身の周りに起こるかわからない緊急事態に備え皆、積極的に講習に参加していたようです。