28日(火)、台湾の高校生らが小諸高校を訪れ、交流学習を行いました。

 

この日は、台湾の台南(たいなん)にある大湾高級(だいわんこうきゅう)中学校の生徒24人が

小諸高校を訪れました。

生徒たちが到着すると音楽ホールでは、早速、歓迎セレモニーが行われ音楽科28人の生徒たちが

校歌や「ふるさと」など3曲を合唱しました。

大湾高級中学校の生徒たちは、音楽科の生徒たちの澄んだ歌声に聞き入っている様子でした。

この交流は、大湾高級中学校側から教育旅行で長野県の高校を訪問し、

日本の高校生と文化交流がしたいとの要請があったことから

小諸高校が長野県教育委員会から依頼を受け行われたものです。

セレモニーが終わると小諸高校代表として生徒会会長の橋爪愛美(はしづめ えみ)さんが挨拶に立ち

「遠い地で生活していますが、同じ世代の学生です。皆にとって忘れられない良き思い出が

たくさん出来ることを願っています」などと述べていました。

続いて、大湾高級中学校の許 隆全(きょ りゅうぜん)さんがこの日のために覚えてきた日本語で

「教育旅行で小諸高校の皆さんと交流する事ができてとても嬉しい。

この交流を通して日本のことをもっと知りたい。」と話していました。

挨拶が終わると、小諸高校と大湾高級中学校の学校紹介のビデオが上映されました。

小諸高校の学校紹介を見た台湾の生徒たちは一年で行う行事を興味深々な様子で観ていました。

次に、日本文化に親しんでもらおうと、茶道部の部員らが茶を立て、台湾の生徒たちに配っていきました。

本格的な抹茶を味わうのが初めてという生徒たちは日本の生徒が立てた茶を

じっくりと味わいながら飲んでいました。

最後に、台湾の生徒たちは4つのグループに分かれ普通科の生徒たちと一緒に

音楽や書道などの授業を受けました。

どの教室でも、小諸高校の生徒たちは大湾高級中学校の生徒たちと共にジェスチャーや英語を交えながら

コミュニケーションをとっていました。

言葉が通じなくても、生徒同士サポートしあいながら授業に取り組み、交流を深めているようでした。

このような交流学習は、台湾政府でも長野県としても推奨しているそうです。

小諸高校では、今後も、手紙などでのやり取りを通して交流を継続していきたいとしています。