26日(日)、谷地原区では区民を対象にした防災訓練が区の運動広場で行われました。

避難を促す区内放送が流れると、区民たちは、続々と区の運動広場に集まって来ました。

この日参加した区民はおよそ200人。

班ごとに運動広場に集合すると、それぞれの班長が各班の出発地点から運動広場までのルートと

区民の安否を本部の役員に報告しました。

この訓練は、万が一の災害に備え、様々な訓練を通じて、すぐに対応できる体制を整えると共に

区民の防災意識を高めようと年に1回、区の主催で行われているものです。

今回は、新たに区で購入した炊き出し用の釜のお披露目も兼ねており

区の役員たちは、早速この釜を使って炊き出し用の米を炊いていました。

広場に集合した区民らは2つのグループに分かれるとそれぞれに訓練を行いました。

そのうち、1つのグループでは、スタンドパイプの取り扱い方法について学んでいきました。

スタンドパイプは、地下式消火栓に接続することで燃えているものに対して

直接消火活動を行うことが出来るというもので、消火器や消火用バケツに比べて、

大きな消火能力が期待されています。

参加した区民らは消防署員から、スタンドパイプの使用方法や、扱いの注意点を教わると

早速、実践を行いました。

どの区民も皆、真剣な表情で扱い方を学んでいる様子で中には、質問をしている人の姿も見られました。

もう一方のグループでは消火器を使った初期消火の訓練が行われました。

集まった人たちは、消防署の署員に消火器の使い方を教わりながら、

オイルパンの火を消し止めていきました。

皆、区の防災士や消防士からアドバイスを受けながら迅速な動きで訓練に取り組んでいました。

なおこの日は、看護の訓練なども行われたということです。