小諸市では、社会貢献活動の活性化を目指し、

市内で市民活動を行なう団体を対象に毎年、「市民活動促進事業補助金」を交付しています。

 

19日(火)には、この事業の応募説明会がコミュニティセンターで開かれました。

この日は、申請を希望している市内のボランティア団体などの代表25人が出席し、

制度の概要や応募方法などについて説明を受けました。

この補助金制度は、ボランティアやNPOなど営利を目的としない市民の自主的な活動を

支援するものです。

来年度は、今年度同様、2種類のコースが設けられます。

1つめの「チャレンジコース」は、初めてこの制度に申請する団体が対象で、

20万円を上限に補助金が交付されます。

平成16年に設けられてから、26団体が合計400万円の交付を受けました。

2つめの「ステップアップコース」は、前年度チャレンジコースで補助金を受けた団体を除く

2回目の申請団体が対象で、15万円を上限に補助金が交付されます。

平成21年に始まりに、これまでに8団体が合計100万円の交付を受けています。

会では、今年度、補助金の交付を受けた5団体の活動発表が行われました。

そのうち「チャレンジコース」で交付を受けた「NPO法人 小諸健康教室YOU・愛サロン」は、

医師会などの協力を得ながら、今年度、月に1回健康講話を、

月に2回ノルディックウォーキング教室を開き、参加者が次第に集まって来たことを説明。

今後の展望については、「より多くの地域住民に健康について知ってもらうべく、

これからも熱心に活動を続けていきたい」と話していました。

また、「ステップアップコース」で交付を受けた「花川を愛する会」は、平成11年の活動開始以降、

年間を通じて、新町の花川沿いの草刈りや桜の木の病虫駆除などに取り組んできたことを話し、

「1人でも多くの人たちに、花川沿いに足を運んでもらいたい。

今後は、若い人たちにも参加してもらえるような会にしていきたい」と抱負を述べました。

制度の創設当初からコーディネーターを務めている長野県短期大学の上原貴夫(たかお)教授は、

「これらの活動は、自分たちの生活を自分たちで楽しいものに、またより良いものにしていこうという

新たな「公共」の形である」と指摘。

その上で、「苦労したり行き詰ったときには、様々な人たちへ協力を求めてみるなどして、

人との繋がりを広げ、より中身のある活動にしてください」などと話していました。

 

新年度の交付希望団体の応募受付は、4月18日まで。

4月28日(日)には、申請団体の公開審査会を兼ねたプレゼンテーションを行い、

補助金の交付団体を決定することになっています。

この補助金制度は、今回の説明会に出席していない団体の方でも応募することが出来ます。

それではここで改めて詳しい募集要項についてご紹介します。

まずは「チャレンジコース」です。

対象は、過去にこの補助金の交付を受けていない団体で、1団体につき上限20万円が交付されます。

今年度の補助金の総額は60万円です。

一方の「ステップアップコース」は、1団体につき上限15万円の交付を受けることができます。

今年度の補助金の総額は30万円です。

対象は、前年度チャレンジコースで補助金を受けた団体を除く2回目の申請団体で、

更に発展的な活動を行うことを目的とした団体です。

応募を希望される方は、応募用紙を市役所市民課ふれあい交流係か

小諸市のホームページから入手してください。

なお、4月1日以降は、市役所企画課まちづくり推進係が担当となりますのでご注意ください。

用紙に必要事項を記入の上4月1日(月)から4月18日(木)の期間中に、

市役所 企画課 まちづくり推進係まで提出をしてください。

お問い合わせは、市役所 市民課ふれあい交流係までお願いします。