懐古園の草笛禅師として親しまれた横山祖道さん。
その祖道さんが手掛けた楽曲を多くの人に聞いてもらおうと、
「小諸を歌う」と題し、小諸にちなんだ楽曲を集めたCDが現在販売されています。
このCDの製作に携わったメンバーが中心となり、26日(土)には、布引温泉こもろで
ロビーコンサートを開きました。
会場となった布引温泉こもろのロビーには、宿泊客や近隣の住民などおよそ50人が集まりました。
このコンサートは、横山祖道さんが手掛けた楽曲を多くの人に聞いてもらおうと、
CD「小諸を歌う」の製作に携わったメンバーら「祖道さんの会」が主催して開かれたものです。
懐古園で毎日のように座禅を組み、草笛で人々の心を癒してきた横山祖道さん。
この日のコンサートでは、そんな祖道さんが生涯で手掛けた274曲の中から選んだ楽曲を中心に、
小諸にちなんだ13曲が披露されました。
会場一帯には伸びやかな歌声が響き渡り、集まった人たちはじっくりと聴き入っていました。
また、客席には、CD「小諸を歌う」の録音・編集を担当した
シンガーソングライターのオギタカこと荻原崇弘さんと、横山祖道さんの唯一の弟子である
柴田誠光(じょうこう)さんの姿もあり、亡き禅師への想いをめぐらせながら耳を傾けているようでした。
予定されていた13曲を披露し終えると、客席からはアンコールの声が。
メンバーたちはアンコールに応え、最後に「上を向いて歩こう」を歌いました。
集まった人たちは懐かしのメロディーに酔いしれ、思い思いにコンサートを楽しんでいるようでした。
なお、横山祖道さんが手掛けた楽曲を収録したCD「小諸を歌う」は、
1枚1000円で大手にある桜井写真商会ほか、市内各所で販売しています。
CDには、祖道さんの草笛の演奏や、法話も収録されています。