25日(金)、森山公民館では、「骨コツ貯筋教室」と題した体操教室が開かれました。

 

小諸市が主催する「骨コツ貯筋教室(こつこつちょきんきょうしつ)」は、

65歳以上の小諸市民を対象にした健康教室です。

小諸市に寄せられる介護保険申請のうち、「膝や腰の関節疾患」による申請が多いことから、

足腰を守る方法を学ぶことで関節疾患の予防をしてもらおうと昨年度から行われています。

教室は、「膝について」の回と「腰について」の回の計2回で完結する講座内容となっていて、

今年度初回となったこの日は、市民およそ40人が集まり、「膝について」の話しを聞いたり、

簡単な体操に挑戦しました。

講師を務めたのは、小諸厚生総合病院に勤務する理学療法士の佐藤美智子さんです。

佐藤さんは、まず、高齢者の膝が痛む原因の多くが「変形性膝関節症」であることを説明しました。

「変形性膝関節症」とは、関節の軟骨が擦り減り、

関節が炎症を起こしたり変形することで膝に痛みを生じさせる病気です。

佐藤さんは、病気の有無に係らず、筋肉をほぐしたり、鍛えることが膝を守ることに繋がると話すと、

足の筋肉をつけるためのストレッチ体操を紹介しました。

参加者らは、座布団に寝転がり、伸ばした足を上げ下げする太ももの筋肉運動に取り組みました。

佐藤さんは、「足の重さを感じるようにゆっくりと足を動かすと、

太ももの筋肉をつけるのに効果がある」などと参加者らに、アドバイスを送っていました。

このほか、自宅でも気軽に出来る体操がいくつか紹介され、参加した人たちは、

正しいストレッチ方法を確認しながらゆっくりと体を動かしていました。

最後には、「骨」についての講話が行われ、佐藤さんは、参加者らに、

食事からカルシウムを摂取することの大切さを呼びかけたり、

骨を鍛えるために散歩をすることを勧めていました。

次回の教室は、2月8日(金)の午前10時から11時まで。

同じく森山公民館で開かれます。

「腰を守る方法について」、佐藤さんの話しを聞いたり、皆でストレッチ体操を行う予定となっています。

今回は、三岡地区での開催となりましたが、市内各地から多くの参加者が集まったようです。

 

この教室は、森山公民館のほかに、御影コミュニティセンターでも開かれる予定となっています。

1回目は3月1日(金)の午後2時から3時まで。

2回目は3月15日(金)の午後2時から3時までとなっています。

65歳以上の市民であれば、どなたでもご参加いただけます。

参加費は無料で、事前のお申し込みは不要となっています。

詳細については、今月の広報こもろを見ていただくか、

市役所 高齢福祉課 高齢者支援係までお問い合わせください。