柏木上区では区民の無病息災を願って、毎年PTAの主催でどんど焼きを行っています。

 

会場となった、区内の道祖神前には区民およそ80人が集まりました。

柏木上区のどんど焼きは、区内に住む小学生の点火でスタート。

子どもたちがお囃子の太鼓を叩いて盛り上げる中、

高さおよそ5メートルのやぐらは勢いよく燃えていきました。

集まった区民らは、やぐらが燃えている様子を眺めながら互いに会話を弾ませ、

交流を深め合っている様子でした。

また子どもたちは、だるまや竹が音を立てて燃える様子に

時折驚きながらも興味津々の様子で炎を見つめていました。

やぐらが燃えている間には、道祖神にお参りする区民の姿が見られました。

子どもたちも道祖神を前に、おんべを回しながら一年の無病息災を願う伝統の所作を行いました。

道祖神にお参りした後には、おんべが区民に配られました。

このおんべは、台所に飾ると火事が起きないとされています。

区民らは、ご利益にあやかろうと次々に手を伸ばしていました。

このほかこの日は、小学校高学年の児童による獅子舞の披露が行われました。

年末に練習を行い、年始に行われた新年会でも舞を披露した子どもたち。

この日も皆、堂々と獅子を演じていました。

また集まった区民らは獅子に頭を噛んでもらうと、嬉しそうな表情を浮かべていました。

火が下火になったところで、区民らは各自が持ち寄ったまゆ玉を焼いていきました。

各家庭で手作りしてきたという人が多く、まゆ玉が焼きあがると、皆おいしそうに頬張っていました。