さて、企業としては県下最大規模の自衛消防組織を持つ小諸村田製作所では、

11日(金)に、自衛消防隊による出初式を行いました。

 

小諸村田製作所の自衛消防隊は、企業としては県下最大規模の自衛消防組織です。

現在は、33人の隊員たちが6つの班に分かれ、職場の安全と火災予防を目的に、

月に2回、災害に備えた訓練を行っています。

これまでは、ルネサス東日本長野デバイス本部の自衛消防隊として活動していましたが、

昨年の3月にルネサスの東日本長野デバイス本部の事業が、

村田製作所に譲渡されたことから社名が変更。

今年は、「小諸村田製作所」として初めての出初式となりました。

訓示に立った、戸根義守(とね・よしもり)本部長は、

「昨年は企業譲渡という大きな環境の変化で大変だったが、

多くの人の協力で新たなスタートを切ることが出来た。ここにいる消防隊の皆さんには、誇りを持って、

職場の代表として模範となる行動を示していただきたい」と呼びかけていました。

続いて、2012年度の表彰が行われ、訓練に休まず参加した隊員や、

社内で行われた放水競技大会で優秀な成績を収めた班へ表彰状が贈られました。

最後に、隊員を代表して強矢浩司(すねや・ひろし)消防隊長が、力強い宣誓の言葉を述べました。

式典が終わると、一行はグラウンドへ移動。

近くで火災が発生したという想定で、要救助者の検索や救助、初期消火などの訓練を行いました。

来賓や職員らが見守る中、最後には放水訓練も行われました。

隊員たちは日頃の練習で培った抜群のチームワークを発揮して息の合った放水を披露していました。

また、この日は新年の幕開けを祝ってカラー放水も行われ、

色鮮やかな放物線が観客たちを魅了していました。