さて、旧小諸図書館の解体工事が、24日から始まっています。
工事を前に、旧小諸図書館では、今月15日から23日までの日程で、
「小諸図書館さよならフェスタ ~50年間ありがとう~」と題した、様々なイベントが企画されました。
そのうち最終日となった23日(日)には、旧小諸図書館で
こもろひかりのファンタジー クリスマスコンサートが開かれ、多くの人が図書館との別れを惜しみました。
このクリスマスコンサートは、駅前のイルミネーションと併せて、
地域の人たちに楽しんでもらえるイベントをつくろうと、小諸ひかりのファンタジー実行委員会の主催で、
毎年この時期に、開かれているものです。
今年は、解体工事を前日に控えた旧小諸図書館を、華やかに送り出したいとの思いから、
この場所での開催が実現しました。
今回は、市内を中心に音楽活動をしている団体や、市内の小学校の吹奏楽部や管楽部など、
4団体が参加しました。
そのうち、水明小学校 吹奏楽部の児童は、観客に鈴を渡して、一緒にクリスマスソングを演奏するなど、
元気いっぱいのパフォーマンスで、会場を盛り上げていました。
続いて、市内を中心に活動している音楽愛好家らでつくる社会人ジャズバンド
アリヴィオ・ジャズオーケストラも、クリスマスソングを披露し、観客を魅了していました。
コンサートの途中には、相生町おかみさん会が、手作りのケーキとレモンティーを振舞ったほか、
小諸商業高校の野球部の生徒らが運営を手伝うなど、多くの有志が、コンサートを盛り上げていました。
その他、長野県観光PRキャラクターのアルクマも登場し、子どもたちの人気を集めていました。
さらに、野岸小学校 管楽部の子どもたちは、今年10月に開かれた、
小学校バンドフェスティバルの東海大会で銀賞を受賞した、
ジャズの名曲「アイ ガット リズム」などを披露し、会場を沸かせていました。
また、コンサートのトリを飾った、ゴスペルサークルゴスペるん♪こもろは、
クリスマスに因んだ曲をソウルフルな歌声で披露しました。
訪れた人たちの中には、演奏や歌声に合わせ手拍子をしたり、体を動かしてリズムを取る姿も見られ、
会場が一つになっていました。
コンサートの最後には、サンタに扮した役員が子どもたちにプレゼントを渡しました。
受け取った子どもたちは嬉しそうな表情を浮かべ、子どもから大人まで、
皆、イベントを大いに楽しんでいる様子でした。