放送番組審議会 議事録

放送番組審議会 議事録

放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。

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【日時】 平成25年2月11日 木曜日 15時~
  【場所】 コミュニティーテレビこもろ西館 2階会議室

【出席者】番組審議委員:甘利庸子(会社経営)
  柏木信之(小諸市総務部長)
  清水隆利(飲食店経営)
  高橋寿夫(小諸商工会議所専務)
  柳沢乃ぶ子(小諸市議会議員)       ※50音順
  (欠席:大塚禎三(歯科医師))
  放送事業者:伊藤光春(代表取締役)
  荻原守 (専務)
  塩川博俊(常務)
  後藤理恵(報道制作部課長)
  佐藤喜春(報道制作部係長)
 
 
  次第

  1. 開会
  2. 代表取締役 伊藤光春 挨拶
  3. 審議委員紹介
  4. 放送番組審議会について
  5. 議事
  6. 会長・副会長の選任
  7. 挨拶
  8. 自主放送番組紹介VTR視聴
  9. 自主放送番組についてのご意見・ご感想
  10. その他(番組に関する要望・新たな番組に対する提案等)
  11. 次回開催について
  12. 閉会

はじめに、報道制作部課長の後藤が開会の挨拶、続いて代表取締役の伊藤が挨拶を述べました。今回は審議委員のみなさんの初顔合わせだったので、審議委員の方々と放送事業者側の紹介がありました。その後、専務の荻原より放送番組審議会についての説明がありました。議事に入り、会長、副会長の選任では、会長は柳沢乃ぶ子さん、副会長は高橋寿夫さんが選任され、以降、議事進行は柳沢会長を議長に行いました。2人の挨拶後、約30分間にわたり自主放送番組紹介VTRで各番組を視聴。以下の通りご意見をいただきました。

【自主放送番組についてのご意見ご感想・要望や提案】

柳沢議長 若い世代の皆さんが生きがいを持って楽しんでいるよ、というような番組があると活気付くのではないか。
清水委員 取材に行くのはどのように決めるのか。
後藤

行政からは月2回行事予定が送られていて、取材依頼が来たものに関してはできるだけ取材に伺っている。 

また、地域の皆さんが主役という形で番組を作っていきたいので、月末に各区の区長さんに電話をして行事予定を聞いて、できるだけ伺っている。
そういった面で、介護予防教室やふれあい給食会が続いてしまい、視聴者からマンネリではないかという意見もあるが、地域も大事にしたいので、聞いた行事はすべて行くスタンスでいる。その他、自分たちで情報を聞いてきたものに関しては、アポを取って取材に伺っている。あとはニュースの中の一企画で、自分たちで取り上げたいものを考え報道制作部の中で話し合って決めて取材に行っている。ニュースはどうしても取材依頼のものが多くなってしまっているので、これから自主的に取材ネタを探していくことも増やしていかないといけないと考えている。

柳沢議長 若い人の案や進めていることなどを、若い人が集まる機会(例えば消防団の集まりなど)に何か出てくると思う。それをどのようにすくい上げていくか。連絡、連携を考えれば出てくると思う。
柏木委員 NEWSは東西南北の頭文字を表しているように、地域の行事に偏らず、より新鮮な情報を流すのがニュースとしての性格だと思うので、各地域に通信員のような人を作るのはどうか。区長だけではなく、若い人に通信員としてお願いしておいて、旬の情報をダイレクトにCTKへ繋げる体制を作ったらどうか。

高橋委員 CTKは自主番組が多く、取り扱っている内容が盛りだくさんで、他のケーブルテレビと自主放送枠が違うと思うがどうなのか。

佐藤 ケーブルテレビの中で信越連盟があり、その中で放送委員会が2,3ヶ月に1回程あるが、番組コンテンツ数に関しては断トツに多い。他の局は、行政、少人数でやっているなど様々な事情があり、リピート放送が多い。我々は少しでも努力をして喜んでいただけるものをという意向があり、最近ではあるけれども番組を増やし、喜ばれる局になってきたのかなという自負がある。
高橋委員 いつ取材していつ流すというパターンはあるのか。
後藤 緊急に放送しなければならないもの、例えば市政の重要な決定事項などに関しては、取材当日に放送している。その他地域の話題で、どうしてもその日に放送しなければいけないというものでなければ、ニュースのバランスを見て、例えば土日で取材したものは一週間内に放送するという形で割り振って放送している。放送日はいつかという声もあり、ホームページには、前日、前々日のニュースのラインナップを記載するようにはしているが、インターネットを使わない方も高齢者の方には多いので、出来るだけ各地域にはいつ放送になるか連絡差し上げるようにして、区内放送で呼びかけていただく形をしている。

柏木委員 今、市民の方でもセミプロの方がいるが、そういう皆さんの投稿番組はやってないのか。どうしても作る側からだけのイメージでいうと、年代層に分けるなど与える側の論理だけではなく、一般の皆様が作ったものを募集して流せば、また違った思わぬ面から注意を引いたり、広がってくるのではないか。
後藤 今はやっていないが、制作部内では、そういう方達のご協力をいただいたり、そういうコーナーを設けられたらという話は前々から出ている。
ご提案いただいたように投稿していただいて、例えばニュースの中で流すとか、たくさんの方が見ていただいてる中で流すことで、内容に幅が出てきたり、という期待がされると思うので検討していく。

佐藤 近くでは上田ケーブルが放送している。上田ケーブルは3チャンネル持っていて、そのうちの1チャンネルを完全に市民チャンネルとして割り当てて、市民の皆さんが撮ったもの作ったもの参加したものを編集なしで放送している。アマチュアカメラマンの方に番組作りに参加していただいて、それを自主放送で放送している局も数局ある。
甘利委員 CTKはレベルの高い放送をしていると思う。YouTubeでアップされているものも、「地域の中でやっているのにレベルが高くて小諸市ってすごいね」という声を東京や色んなところからいただく。素人ではないレベルの高さというものは大切にしていただきたい。YouTubeに載せても、恥ずかしくない、小諸が田舎くさくない。市民の投稿ばかりを流してしまうと、レベルの高いものを見たいという方達から見たらちょっと間違えてしまう危険性があるということと、市民が投稿したものは、逆に言えば内容をきちんと精査しないと偏ったもの危険なもの、色んなものに利用される危険性もかなり多いということも頭に入れて取り入れていって、取り入れるのであれば、番組の中の一週間の中の30分は市民の投稿だけですよ、という形で。

地区に調査員をおくのはすごくいいアイディアだが、定期的に早い頻度で変えていかないと、番組が偏っていって面白くなくなってしまう。1ヶ月に1回ぐらいにしないと難しいのではないか。

CTKとしてTwitterの公式を作って、色んな人から情報を提供してもらえば、実名で取材依頼するより気楽に情報を入れてもらえる。偏らずに若い人たちの情報も得られるのではないか。番組で取り上げなくてもいろんな形で活用できるのではないかと感じた。

担当を決めて、つぶやきに対して返信して、フォロアーを増やしていく。また、最初はニュースの中で、こういう情報があったそうですなどと紹介していく。また、特番作るときなどに意見を寄せてもらうのはどうか。

清水委員

全体的の意見だが、もうちょっと笑える番組、にこにこできる番組があったらいいと思う。固苦しいぶれないところも大事だが、力の抜けたところもあれば面白いと思う。ジャンルに関わらず年齢問わず楽しめるもの。

「僕の夢・私の夢」はすごくいいこと。夢を実現した人達もピックアップして、子どもたちがこういう人達を目指したいと思える番組も、子どもたちが目標を持って頑張ってくれるのでは。小諸出身の経営者、スポーツ選手、ミュージシャン等。

番組出演するようになってからCTKを見るようになったので、市民の方が参加するというコンセプトはすごくいいと思う。固い部分とゆるい部分のメリハリがあったらもうちょっと楽しく番組が見られるのではないか。

柳沢議長

若い方が出られる番組がいいと思う。男女共同参画で、今、イクメンという言葉があるが、女性が働くのを後押しするような男性がいれば。

坂の町を利用するようなカメラの捉え方ができたらいいと思う。それが小諸の紹介にもなっていくのではないか。

柏木委員 坂の名前にも由来があるから、そういう特集をやるのも面白いと思う。

清水委員 これだけいい番組をやっているのを知らなかった。見てもらう導入の仕方が問題になってくると思う。Twitterや、お年寄りの方に対する導入の仕方を話し合っていけたらいいと思う。
柏木委員 新聞に、番組名だけではなく内容まで載せられたらいいと思う。

甘利委員 Twitterだけで、今日の番組見てくださいはなかなか難しいと思う。何か広くみんなに見てもらうものがあればいいと思う。自分の孫が出るからCTK加入したという方もいるので、子どもが出る番組はいいと思う。

高橋委員 「こもろ商工100%」は全国で地元メディアを使って放送し始めたのが、商工会議所514のうち、全国初めて。市民の皆さんは、この会社名は知っているが、何をしている会社かということを知らない。なので、経営者も然り、その会社の概要を市民の皆さんに知っていただいて、最終的に雇用という面で捉えると、非常にいいPRになるのではないか。1200~1300会員がいるが、できれば全員の方に出ていただいて、ツールとして使っていただければ有難い。

甘利委員 今契約者は何世帯ぐらいいるのか

伊藤 テレビはおよそ7000世帯。小諸市の世帯数は、数え方が難しいところだが住宅地図等で数えると13000世帯。(御牧ヶ原を除く)

甘利委員 これを見ていないと災害のときに困るとか、緊急のときにこれを流しておけば安心というような役割があったら、加入率は上がるかもしれない。
お年寄りの方がCTKを流しっぱなしにしているらしい。入学式など子どものイベントがあるときに、若い世代が「おばあちゃん録画しておいて」ということあるそうだが、せっかく静止画があるので、例えば行方不明などタイムリーなものには、市からのFAXをそのまま流せるような素早いものを。普段は将来に備え、緊急の避難場所を日替わりなどで流して、緊急時には切り替えができる工夫があって、CTKを見ていたら得するよ困らないよといったものを。市と連携をとって、例えば断水時にはテレビをつけたら、タンクローリー行きますといった情報がわかれば、加入率は上がると思う。テロップでもいいので、緊急情報が流れれば、いつみても同じ番組でも緊急時にはテロップが流れるといいと思う。

佐藤 デジタル放送になってから比較的容易にできるようになっている。市役所、警察署、消防署などから情報を流してそれをダイレクトにテレビのところにリンクさせるとなるとデータ放送がある。不特定多数の方が情報を今すぐに入れたいとなると、最終的に端末のものは弊社にあって、それが文字放送の中にすぐにリンクが貼られてすぐに出るという仕組みはある。デジタル放送を開始するときに、データ放送をやるべきか悩んだ時期があり、現状やっていない。色んな事情があって先送りしているところがあるが、おっしゃっていたことはデータ放送で比較的容易に出来るというぐらい時代は進んでいる。データ放送以外で、テレビの画面に緊急という文字を出すのは大変ではないので今後検討していく。

甘利委員 今、テレビで緊急の速報が出るのが当たり前になっているので、小諸の火事などの情報も、音だけではなく文字で見れたら価値が高まって、1万世帯の加入も可能なのでは。

佐藤 画面の中に文字を出したりしていいものだろうかと悩んでいる。というのは例えば、孫が出ている放送を見ているときに自分にとって必要のない情報が画面に出てきてしまうことが、見てる側からしたらどうなのだろうと悩んで考えた時期があったが、皆さんはどうお考えですか。

甘利委員 どこの番組でも当たり前に出ている時代なので、抵抗はないと思う。自分の孫が出ている場合、例えば20人の子どもが出ていたら20人の家族が見てるが、緊急の場合は1万世帯がテレビつけるかもしれない。

高橋委員 緊急性によって違うと思うが、流してもらっていいと思う。

柏木委員 技術的に手軽にできるものなのか

佐藤 画面の下でも上でも入れられる。

後藤 市でも無線で流していることであればうちで放送するのは問題ないのではないかと思う。

柏木委員 特に行方不明者の場合、市で、協力事業所で何百箇所へFAXで顔写真などの情報を一斉送信できるようになっている。名前など伏せてほしいという人はそれなりに対応するが、区へ行けば区長を中心に、区の役員や消防団やみんな協力してもらって捜索することだから、やっぱり一秒でも早く情報を流すのが大事ではないか。

伊藤 早速やる形で調整していく。

柏木委員 火事の情報も消防署からもらって、今消防活動していますだとか、鎮火しましたなど入れれば市民の方も安心すると思う。

清水委員 静止画の活用の仕方は今どうなっているか。

佐藤

 現状、静止画流している方には申し訳ないが、番組コンテンツの空き部分に流させてもらっている。逆に言うとテレビを目的でご覧になっている方はテレビを消されてしまう。場所的によくないところで流れているのは間違いない。実際にCMの依頼された方から、自分のCMを見たことがないと言われたこともある。やはり、いつ流れているか解らない状況だったり、短い周期で次へとループしていってしまっている状況。自分が見たいものが出てくるまで例えば2、3分、長くて6分経たないと実際に出てこないので、流してないのではないかと思われてしまう。反面、静止画の依頼が非常に多い。ニーズが多い中、現状はそんな状況で、なかなか見られないような環境になってしまっているのは考えなければいけない。

 静止画には2つあり、市からの情報をそのまま無料で流すものと、民間の企業からお金をいただいて細かいところまで流しているものがある。有料の静止画は、有料の静止画ばかりが流れる時間帯があって、無料の静止画は無料の静止画だけが流れる時間帯があり分かれている

【次回の審議会開催について】
半年後の8月末か9月初旬の平日昼間を予定。

【閉会】約2時間半にわたり行われた審議会は17時半に閉会しました。