小諸市在住で手芸教室などを主宰している

小山内玲子さんが

このほど、絵封筒でのやりとりを記した

「胸がキュンとする絵封筒」を出版。

これを記念し、

今月12日()から14日(日)までの3日間、

ギャラリー紙蔵歩では

「絵封筒展」も開かれました。

 

小山内玲子さんは

東京出身の77歳。

武蔵野美術大学短期大学部工業デザイン科で学び、

インテリアコンサルタント、

建設会社勤務などを経て、

夫の転勤と共に東京から長野に移住。

佐久市、松本市で過ごしたのち、

およそ40年前に

小諸に引っ越してきました。

信州では遺跡発掘、

遺物復元作業の仕事、

また手芸や絵画の教室も

開いてきたといいます。

 

「胸がキュンとする絵封筒」は、

小山内さんと、

20年来の友人である花岡ひろ子さん

2人の著書。

浅間山麓の暮らしを

2人が交わした絵封筒で紹介しています。

また絵の描き方や絵封筒の

10か条なども記されていて、

思わず誰かに手紙を送りたくなる1冊です。

 

小山内さん

「花岡ひろ子さんと知り合って

15年くらい書きためた封筒を

展示させていただいて、

展示会も何回かやってきたんですが

今回は本に取り上げられることになって

2人の作品を一冊の本にまとめていただく

ってことは大変だったと思うのですが

何とか完成まで出版社の方に

ご配慮いただいて完成に至りました。

自分たちの作品全部

というわけにはいきませんが、

出版社の方の方も

気持ちのところを深く汲んでくださって

上手く取り入れて

2人のやりとりが

こころ弾むように

レイアウトしていただいたことが

良かったなと思っています。」

 

日常の何気ないやりとりに心温まり、

人生を豊かにするヒントが詰まったこの著書。

佐久市の書店や全国の

TSUTAYAでの取り寄せ、

またインターネットで購入可能です。

 

小山内さん

「内容が往復書簡ですから

とにかく郵便を楽しむ

というそういう気持ちですから多くの方に。

LINEで今やっていらっしゃる方も

こういう封書があるということを

知って頂けるとありがたいかなと思います。

人との交流がいちばん大事なので

それを通して

お互いの気持ちが

大事にできるという

そういうやりとりが続くように願っています。」

 

今月12日(金)から14日(日)には、

本町にあるギャラリー紙蔵歩

出版記念展として「絵封筒展」も開催されました。

実物を手に取ることで、

絵封筒のしかけや味わいを

体感できる展示となりました。

 

小山内さん

「77歳すぎていますので

こういう展覧会ができると

思っていなかったんですが、

体力限界を感じながら多くの方に

見て頂くチャンスを与えていただくことが

本当によかったなと思います。

できるだけ折々に

交流した方にできるだけ絵を描いて

切手も楽しんでいただけるような

そういう世界を

分かっていただけるとうれしいなと思います。」