さて、31日に告示となった小諸市長選挙に向けて。
2人の候補者は、前哨戦から様々な形で、
自身の政策などを訴え、
支持拡大を図ってきました。
まずは、各候補者の前哨戦の動きを振り返ります。
去年9月24日に行われた
自身の後援会拡大役員会の席上で、
3期目に向けて出馬する意向を表明した
現職の小泉俊博さん。
9月26日。議会最終日全員協議会の席上で
正式に出馬を表明しました。
年明け以降は、
市の課題や市民からの要望に耳を傾けるため
平日夜や休日などに
各地でミニ集会やWEB集会を開き、
意見交換を通じて
自身の政策の浸透と
支持拡大を図ってきました。
2月10日には、文化センターホールを会場に、
後援会主催の総決起大会を開催。
市内全域から
およそ450人の支援者らが集結しました。
8年ぶりの選挙戦に向けて、
後援会役員の世代交代を図った今回。
市内全域に支部を設け、
新たに若手や女性の役員を増員。
長年中枢にいた後援会関係者は顧問として
小泉さんを支える形となりました。
会では、衆議院議員の井出庸生氏を始めとする
国会議員や
地元の山岸県議会議員
それに、佐久市の柳田市長や
東御市の花岡市長らも
激励の挨拶を述べました。
決意表明に立った小泉さんは、
転入超過による人口の社会増や、
およそ30店舗の新規出店、
企業誘致など、これまでの2期8年の実績を強調。
その上で、3期目は「人口の自然増への挑戦」を
重要施策に掲げたとして、
若い人が幸せに暮らせるまちや
子育てしやすいまちを目指し
環境整備に取り組みたいとしました。
また、高齢者が
今まで以上に幸せに暮らせる小諸市、
稼ぐ力を持った小諸市を創っていきたい。
などと話し、
3期目に向けて力強く決意を述べました。
小泉さんの決意表明を受け、
集まった参加者らは、
気持ちを一つに「頑張ろうコール」を行って、
士気を高めていました。
3月9日には田町に選挙事務所を開設した小泉陣営。
後援会役員らが集結し、迎える選挙戦に向けて
気持ちを引き締めていました。
去年9月25日、
会見を開き、市長選への出馬を正式に表明した
新人の堀内千保さん。
去年3月末で26年間勤務した
外務省を退職後、
中学まで過ごした小諸市に戻り、
4月に政治団体
「信州小諸に新風を起こす会」を設立して
活動してきました。
夏以降、早朝の辻立ちも実施し、
自身の存在をアピール。
また草の根的に支援の輪を広げていこうと、
市内各地もくまなく回り、
多くの市民と会ってきました。
年末には後援会が
堀内さんを応援する会を開催。
参加者の代表らと堀内さんが
現在の小諸の課題などについて
議論を交わしました。
また、市内およそ
40か所で車座集会を開催。
市民の声を自身の政策に生かすなど
精力的に活動を展開してきました。
3月16日には、ベルウィンこもろを会場に、
後援会主催の集会を開催。
支援者らおよそ250人が集結しました。
挨拶に立った後援会長の山田純子さんは
移住者で、30代の子育て世代。
「学歴もキャリアも十分積んできた堀内さんが
一地方に戻ってきて活躍することができたなら
多くの女性の希望になる。」
などと訴えました。
決意表明では、
給食費の無償化や便利な公共交通、
農地を守る方策、
地元経済の優先などに取り組みたいと
自身の政策を訴えた堀内さん。
大きな争点のない選挙と言われるが
そうは思わない。
小諸の将来にとって
大きな分岐点になると思っている。
外向きに目をやるだけでなく、
小諸の中に暮らす住民、
企業をもっと大事にし市民の声が
しっかり届く行政に刷新していくことが必要。
市民の声を一つ一つ着実に実践していきたいと
力強く述べました。
集まった支援者らは、堀内さんの挑戦に対し、
あたたかな拍手を送り、激励。
堀内さんは一人ひとりと固く握手を交わしていました。
3月24日には事務所開きを行った堀内陣営。
告示を1週間後に控え、
これまで支えてきた役員らと
気持ちを一つにしていました。