市立小諸図書館は、去年11月に

令和5年度の

図書館利用者アンケートを実施しました。

集計結果の報告を兼ね、

自由参加で利用者と

〝アンケートの答え合わせ〟を行う

懇談会が

17日(日)に

図書館内「ひだまりのひろば」で開かれました。

 

市立小諸図書館は、

利用者にとって

より快適な環境づくりを目指し、

毎年利用者アンケートを行っています。

去年11月に実施した

令和5年度のアンケートでは、

全世代から514人の回答が集まりました。

 

この日は集計結果の報告を兼ね、

利用者が自由に参加できる形で

〝アンケートの答え合わせ〟と

称した懇談会を実施。

市内外から10人が参加しました。

 

今年度は、高校の授業の一環で

高校生がアンケートに

回答したことが大きく影響し、

大幅増加した回答総数の中でも

特に10代の回答率が増えています。

また、

「図書館を利用して気になること」

という項目の回答では、

マナーや騒音など、

他の利用者に対しての意見が

多く言及されている傾向が見えました。

 

自由記述欄に集まった意見は、

ジャンルごとに分類し、

図書館職員が

一つ一つ丁寧に回答したものを

文書としてまとめました。

懇談会では、

より多くの人から寄せられた要望を

ピックアップし、口頭で説明する形に。

 

懇談会の参加者から直接意見を聞き、

職員が答える場面も。

地区ごとの利用者数や、

本の選抜基準などについて

質問が飛び交うなか、

「職員のあいさつが素晴らしい」と

称賛する声もあがりました。

 

参加者

「普段娘とこの図書館2週間に1回ぐらい

必ず利用させていただいていて、

偶然こういう場があるとお聞きしたので、

ぜひ自分の声を届けたいなと思って

お邪魔させていただきました。

アンケートも答えました。

自分もこの図書館にすごく満足していて、

今日どういう方がいらっしゃるか

全然わからなかったんですけれども、

アンケートを見て

「こんなにいろんな視点の意見があるんだ」

っていうのは素直に驚きました。

話し声一つ取っても

「すごくいい」という方もいらっしゃれば

「うるさい」って感じる方もいらっしゃって、

この折り合いをつけていくのが

とても難しいなっていうのは

今日初めて気づきました。

今日来てくださっている皆さんも

たぶんすごく図書館を愛していて、

何か一緒に

より良くしていきたいと

思っていらっしゃる方々だと思うので、

逆に利用者同士が一緒に考える場だったりとか、

何か図書館と一緒に

この場を作っていくっていうのを

これから僕自身も一緒になって

やっていきたいなと思います。」

 

大林さん

「皆さんとても好意的に捉えていただいて、

温かく見守っていただいたと思います。

ありがたかったです。

皆さん図書館の仕組みっていうのは

ご存じなかったと思うので、

本が入ってくる仕組みですとか、

そういったところでまた

利用者さんと一緒に

より良いリクエストの仕方とか、

本の入手の仕方とかっていうところで

また一緒に考えていけたらいいなあ

というふうに思っています。

今回のアンケートの結果は、

自由記述も含めて

ホームページに公開するようにします。

皆さんにより広く読んでいただいて

ご意見をいただければと思います。

なので、本当に利用してくださる皆さんと一緒に

図書館を育てていきたいと思っていますので、

ただ利用するだけではなくて

自分のこととして

図書館の運営を

一緒に考えていただけるような雰囲気に

なってくるといいなあ

というふうに思っています。」

市立小諸図書館は、

今回のアンケート結果を

館内やホームページで公開し、

市民の目に届くようにしていくということです。