小諸市農ライフアンバサダー武藤千春さんを中心に

市民有志らでつくるアサマヤマルシェ実行委員会では、

能登半島地震被災地支援として、

チャリティーフリーマーケットfor石川を

今月25日(日)にステラホールで開きました。

 

この日はイベント開始前に

オープニングセレモニーが行われ、

実行委員長の武藤千春さんが挨拶を述べました。

 

また信州ブレイブウォリアーズ初代キャプテンで

現在、ホームタウン活動推進担当の

斎藤崇人さんも訪れ、

イベントに寄せる思いを話しました。

 

フリーマーケットには

市内外から27店舗が出店。

 

市内からは菓子店やパン屋、

弁当店など飲食のブースを始め、

商工会議所青年部や

浅麓工業企業組合なども参加。

 

オープニングセレモニーが終わり

イベントが始まると、

多くの人が会場に訪れ、

各店舗を回っていました。

 

訪れた人

「上田市から来ました。

なかなか何かしたいと思っても

自分でできることってないので

こういうイベントがあると

被災地の力になれる場面が

あっていいなと思います。

いろいろ服とかもあるので

ぐるっと見たいなと思っています。」

 

このイベントでは、

出店料を全額チャリティーとして

小諸市を通じて寄付することになっています。

趣旨に賛同した出店者らはー

 

ベルコーヒー山本さん

「先月信州小諸ラーメン応援隊の一員として

炊き出しに参加させていただいて

向こうの現状を見てきて

その思いを伝えきれないところが

あったんですけど

それをその思いを持って

きょうは参加させていただいております。

コーヒーとお菓子の提供を

させていただいたんですが、

水がない、それで飲めなかったコーヒー、

それを提供できたのがものすごく誇りに思います。

炊き出しのときにはひよこ応援団、

そしてマドレーヌのセットで持っていきました。

今炊き出し終わった後でも

この虹心家の方でひよこ応援団、

200円で販売していますが

売り上げの一部50円を

寄付の方に回しております。

3月いっぱいまでやりますので

みなさん良かったら買ってください。」

 

りんご家鮭川さん

「多分みなさんと一緒なんですけど

何かできることがあればなと思っているところに

千春ちゃんから声をかけていただいて、

ここからできることが、

私たちでもできること、

ここから、

というものがあるならばということで。

しかもそれをみんなで

一緒にただお金を送るじゃなくて、

その思いを持った時間を一緒に過ごしながら

そこから生まれたものを送るというのが

大切で良いなと思っているので、

それが出来たらいいなと思って

参加させていただきました。」

 

また、今回は武藤千春さんが講師を務めている

佐久長聖高校のアイドルグループ

「7限目のフルール」の生徒たちも参加。

訪れた人たちと交流しながら

1回500円のくじや

オフィシャルグッズなどを売っていました。

 

会場には募金箱が置かれ、

訪れた人たちが

買い物を終えた後に

募金する姿も見られました。

 

主催した武藤さんは

自分たちにできる支援を今後も

継続していきたいなどと話しています。

 

武藤さん

「思っていた以上に

スタートからたくさんの方に

お越し頂けていて、

会場も本当に盛り上がっているので

私も嬉しい気持ちです。

なかなか今被災地に

直接行って支援というのは

難しい状況ではあると思うんですけど、

でも何かできないかなと思っている方が

これだけいるんだというのを

そんな私たちの思いを

ちゃんと被災地に届けていければと思っています。

やっぱり継続的な支援が

大事になってくると思うので、

これをきっかけに

信州のみなさんの結束力も深めながら

継続的に支援をしていければな、

また思いを届けていければなと思っています。」

 

訪れた人や出店者同士が交流を深めながら

被災地に思いを寄せる1日になったようです。

 

この日の出店料と募金で集まった金額は

あわせて32万円。

実行委員会ではイベント終了後の2月28日、

義援金として小諸市を通じ石川県へ寄付しました。

 

武藤さん

「本当にありがたいなという気持ちで

最初は旗振り役で

チャリティーフリーマーケットやるぞ

と声を上げてみたものの、

どのくらいの人が協力してくださるのかとか

やっぱりみなさんお忙しい中で

どこまで信州から思いが届けられるだろうか

という不安もあったんですけど、

ふたを開けてみれば

たくさんの方にご出展も頂いて、

当日は想像以上に

たくさんの方に足を運んでいただいて、

雪も降る中で

本当いろんな方が思いを寄せてくださって、

感謝の気持ちでいっぱいです。

こういう災害というのは

明日は我が身だと思いますので、

災害が少ないと言われている小諸の地でも

何があるかわからないので、

そういうところに対しての

防災減災の発信というところにも

強化していきたいと思っています。」