小諸商業高校では、

1年生を対象とした実践型探求授業、

「ビジネス探究プログラム」を

令和4年度から実施しています。

このプログラムの公開授業が、

今月7日(水)に小諸商業高校で行われました。

 

小諸商業高校では、

多様化する社会で役立つ力を生徒たちに

身に付けてもらおうと、

1年生の必修科目3単元を使って、

「ビジネス探究プログラム」を実施しています。

 

この日の公開授業は、

ことしビジネス探究プログラムを導入した

穂高商業高校の教職員ら

およそ10人が見学しました。

 

令和4年度に導入されたこのプログラム。

週に1度、4時間連続の授業で実施され、

1年生4クラスの生徒が混合で3クラスに分かれて

行っています。

 

原教諭

「今、世の中とかいろんな力が

必要とされていますけれども、

これから先、2030年くらいに

必要とされると言われている能力の一つに、

戦略的学習力っていうのがありまして。

その戦略的学習力について、

この探求プログラムでは

子どもたちに少しでも身に付けてほしいなと

思ってやっているんですけれども、

やっぱり自分で考えるとか、

決められた時間の中で、

自分で考えて何が必要かというのを考えて

行動するということが

求められていると思いますので、

そういう力を少しでも

身に付けられればいいなと思ってやっています。」

 

授業では、自分や世の中について、

またビジネスについてなど、

様々なテーマに沿って、

生徒たちが調べ、考え、まとめ、発表します。

 

この日は、

「生きることと商業はどう関わっているのか」を

テーマに、自分たちの生活と商業が

いかに密接につながっているのかを

あらゆる視点から考えました。

 

生徒たちは、テーマごとに設けられた時間のなかで、

精一杯に思考を巡らせ、学びを得ている様子でした。

 

 

参加した生徒

「生きるっていうことについて考えられて、

これからの人生、自分がどう生きていきたいか、

どういうことをしていきたいか考えることが出来ました。

学んできたことを通じて、

人との関わりだったり、

自分がどうしたら

もっと良くなるのか考えていきたいです。」

 

「自分の意見だけじゃなくて、

他人の意見も聞けて楽しいです。

社会に対しての不満という授業があったんですけど、

その時に出た不満を意識して

直していけるようにしたいです。」

 

 

授業担当教諭

「このプログラムは、探究ということで、

正解がないんですけれども、

子どもたち自身が多様性を共有して、

様々な価値観を身に付け、

自分の世界を広げていくというところに

一番意味があるかなと感じています。

普段のいわゆる座学の授業とは

ちょっと違った一面が見られて、

アウトプットが多いものですから、

子どもたちのそういった

違う一面が見られて日々発見の毎日です。」

 

小諸商業高校では今後も、

生徒たちが社会に出て必要となる力を

あらゆるテーマの授業を通して

養ってもらいたいとしています。

 

 

プログラム担当・原教諭

「子どもたちの探求学習を

深めるためのものなんですけれども、

自分たちでテーマを考えて、

それについてどんなものが必要かとか、

どんな知識が必要だとか、

どういったことが身に着くかっていうのを

自分で考えてできる、

そういう力を養おうと思って、やっています。

子どもたち本当に一生けん命やってくれていまして、

とにかく、思考を止めないことが大事なので、

そういう意味で4時間連続授業やっていますので、

本当に色んな事考えて、

僕らも想像しなかった答えを出してくれたり、

表現してくれたり、

僕らも楽しみに授業をやっています。」