与良えびす神社では、恒例の「初えびす」が

19日(木)と20日(金)の2日間にわたって行われ、

商売繁盛などを祈願する人たちでにぎわいました。

 

商売繁盛や五穀豊穣を願い、

江戸中期から伝わる

与良えびす神社の例大祭。

 

えびす神が1月に稼ぎに出て、

11月に宝を持って帰ることに由来して、

毎年1月と11月に与良実業会が開いています。

 

1月の「初えびす」は

新型コロナの影響で3年ぶりの開催となりました。

 

500円から2万円までの7種類、

およそ1000個用意された縁起物の福升は、

ご利益を求める参拝客に人気で、

この日も飛ぶように売れていました。

 

参拝客

「毎年来ています。

おやじのときから、一緒に連れてきてもらっていたもので、

それで孫も初めてなんだけど。

(なにか買われましたか?)毎年買うやつ。これ。

中にお金が戻ってくるから、それで毎年喜んで。

お百姓やっているもので、ことしはお金とれるように頼みました。」

 

参拝客

「だいたい毎年来ています。

姉妹のほうに来たりとか、初の方に来たりとか、

ちょっと交互だったりいろいろですけど。

父とか母とかも来ていたので、

それで一緒に来ていましたから。

(コロナで初えびすは

3年ぶりということなんですけど、

復活していかがですか?)

前よりはまだ少しさみしい感じがしますが、

またどんどんにぎやかになっていくといいと思います。

みんなが健康で、世界中戦争とか終わって、

良い年になるといいなと思っています。」

また、会場の一角では、

野岸小学校管楽部による野外演奏が行われ、

弾けるような明るい演奏で

集まった人たちを魅了しました。

 

3年ぶりに、

多くの参拝客でにぎわった与良えびす神社の「初えびす」。

運営する与良実業会は、

今後も地域の伝統行事として

長く続けていきたいとしています。