2台の山車が激しくぶつかり合う、伝統の「御影道祖神祭」が

7日(土)、3年ぶりに開催されました。

 

江戸時代から300年以上にわたって続けられてきた

伝統の祭典「御影道祖神祭」。

無病息災や五穀豊穣、子孫繁栄などを願い、

毎年1月7日に行われています。

 

平成7年には、県の無形民俗文化財に指定され、

地域の人たちにとっては

欠かせない正月行事となっています。

 

ここ2年は、新型コロナの影響で中止になり、

ことし3年ぶりに復活しました。

 

午後6時、ぶつけ合いに向けて

上宿、下宿それぞれの山車が、道祖神前を出発しました。

区内に住む小学5・5年生の児童を中心に、

山車に乗り込みます。

 

ぶつけ合いの会場に向かう道中、

子どもたちは集まった人たちに向けて

山車の上からみかんや日用品などの護符をまいていきます。

 

集まった人たちは、ご利益にあやかろうと

山車に向けて懸命に手を伸ばしていました。

 

2台の山車が消防団の詰所前に到着すると、

区の有志らによる「御影天領太鼓」が力強い演奏を披露。

祭りの雰囲気を盛り上げます。

 

太鼓の演奏が終わると

いよいよ祭り最大の見せ場、山車のぶつけ合いです。

 

総重量1トンを超える2台の山車が

激しくぶつかり合う姿は圧巻で、

毎年、見る人を魅了し続けています。

ことしも山車がぶつかる度に、

観客からは大きな歓声がわき上がっていました。

 

見に来た人

「はじめてなんですけど、迫力ありますね」

「中々すごい、ぶつかるのが。激しくてすごいね。

こういうぶつかるのないからね」

 

上宿子ども

「最初は怖かったけど、ちゃんと怪我なく出来て良かったです。

ずっと続くお祭りになってほしいです」

 

下宿子ども

「ぶつかる時は怖かったけど、後は楽しかったです。

みんなと楽しく護符を巻いたりできて良かったなと思いました」

 

地域の人々が協力し、見事復活を遂げた御影道祖神祭り。

大盛況ののちに、幕を閉じました。