今月9日から15日までの日程で行われた秋の火災予防運動。

これに合わせ、コミュニティテレビこもろの後藤理恵キャスターが

今月9日(水)、小諸消防署の一日消防署長として

活動を行いました。

 

土屋署長から、委嘱状を手渡された後藤理恵キャスター。

一日消防署長として挨拶を述べました。

 

「この度秋の火災予防運動の一日消防署長に任命されました。

コミュニティテレビこもろキャスターの後藤理恵です。

本日は大変貴重な機会を頂きましてありがとうございます。

小諸消防署では住宅火災による死者を0にするための取り組みを進めています。

まず住宅用火災警報器の設置を必ずお願いいたします。

すでに設置してある方は定期的な点検をしましょう。

また設置して10年が経っている場合は交換をお願いいたします。

次に家庭用消火器の設置をお願いいたします。

万が一火災が発生した際に初期のうちに火災を消火させることが大変重要です。

一人一人の取り組みが大切な命を守り、

私たちのまちの安心安全につながっていきます。

みんなで守ろう小諸市本日はよろしくお願いいたします。」

 

今月9日から15日まで行われた秋の火災予防運動。

これに合わせ、毎年小諸消防署では、

火災予防についてより多くの市民に

興味・関心をもってもらおうと広報活動を計画しています。

 

ことしは例年の火災予防パレードに加え、

長年小諸に根差した情報を伝えている

コミュニティテレビこもろ後藤理恵キャスターを

一日消防署長に任命。

小諸消防署が一日消防署長を依頼するのは

初の試みとなります。

 

正装に身を包み委嘱を受けた後藤キャスター。

今の気持ちはー。

 

後藤さん

「この制服を着た瞬間に気持ちが引き締まる思いで

きょう一日しっかり務めななきゃという風に思いました。」

 

後藤キャスター気合十分です。

初仕事消火器の取り扱い訓練への意気込みはー。

 

後藤さん

「普段取材では消火器の取り扱いっていうところを

見せていただいていたのですけれども

実際に自分で扱うという経験がないので

小諸消防署では住宅火災による死者を

0にするという取り組みを進めているということで

私自身も消火器の使い方をしっかり教わって学びたいなと思います。」

 

どんな時も学びの姿勢を忘れない後藤キャスター。

消火器の使い方を教わり、いざ実践です。

 

後藤キャスターは

消火器の使い方を分かりやすく説明しながら、

訓練にあたっていました。

 

次に、火災発生時の室内の状況を体験。

小諸消防署内にある煙体験施設で、

火災発生時の避難方法について学びました。

 

後藤さん

「想像以上で煙が充満する部屋って

こんなにもう視界が見えなくなるんだっていうのを体感しました。

特にもう入口付近になってくると全く前が見えなくて

前を歩いている中山さんの姿も見えないぐらいで

結構恐怖感がありまして床を抑えながら壁をつたいながらっていう指示を聞いて

なんとか出口に到着したという感じでした。

身を持って火災の怖さっていうのを実感しました。」

 

後藤キャスター火災の恐ろしさを肌で感じたようです。

次は広報活動。市役所前へ急ぎます。

 

広報活動には消防団女性班を中心に

幼年消防クラブに所属するしらかば幼稚園の年長児など

およそ50人が参加。

後藤キャスターは参加者らとともに、

火災予防を伝えるティッシュを配り、

注意を促していました。

 

人々は一日消防署長の後藤キャスターの呼びかけに応じ、

気持ちを引き締めている様子でした。

 

続いて行われたトークショー。

後藤キャスターと小諸消防署予防係の藤巻崇係長が

園児や市役所前に訪れた市民らに

火災予防について呼びかけました。

そしてー。

 

後藤キャスターの力の入った号令を合図に救助訓練開始。

救助隊員らは素早い動きで

ロープを使った降下訓練を行いました。

 

街頭での広報活動を行い、救助訓練を見守った後藤キャスタ―。

すこしほっとした様子です。

 

後藤さん

「訓練の様子をこんなに間近で見られることってないと思うのですけれども、

多くの方も見ていただいて消防の救助隊の皆さんの

日々の訓練の様子っていうのを

こういった強い救助隊がいるっていうのを

皆さんに分かっていただけたのではないかなと思います。」

 

その後、行われたのは防火ポスターの表彰式。

後藤キャスターは

受賞者であるしらかば幼稚園の年長児4人へ

表彰状を伝達しました。

 

表彰式に続いて火災予防に関する寸劇が行われました。

子どもたちはこもろんとこもれんジャーの劇を見て

火の使い方について学んでいる様子でした。

 

一日消防署長としての業務もあと少し。

次の消防団防火パレードに備えます。

 

消防団防火パレードにあたって

佐久危険物安全協会会長の中澤信一さんをはじめ

小諸市消防団などおよそ30人を前に

後藤キャスターが挨拶を述べました。

 

「小諸市消防団の皆さま、日頃の消防団活動大変お疲れさまです。

いざという時に皆さまが活躍されることで

多くの市民の皆さまの命が助かり、そして被害の軽減に繋がります。

その献心的なご労苦に対し、感謝しております。

ありがとうございます。

また本日は火災予防パレードに出発され、防火の啓発を行っていただきます。

皆さまが火災予防の呼び掛けを行うことで

小諸市の安心安全につながっていくと思います。

みんなで守ろう小諸市。本日はよろしくお願いいたします。」

 

挨拶を終えると、

一日消防署長として最後の仕事パレード出発の号令です。

 

後藤キャスターの号令とともに出発。

最後は笑顔で消防車を見送りました。

 

一日消防署長の活動を見守っていた土屋署長。

後藤キャスターに土屋署長が声をかける場面も。

どんな思いで見守っていたのでしょうか。

 

土屋署長

「やはり後藤さんはコミュニティテレビのキャスターということで

知名度があり、小諸市民にもだいぶ顔が売れているということで、

見える火災予防活動がしたいということで委任して大盛況したと感じております。

特に小諸市役所前での街頭広報においては

すばらしいイベントができたかなという風に感じております。

今後火の使う機会が多くなりますので、

1回ではなく2回3回と火の元の確認をしてもらうということ。

それとやはり住宅用火災警報器の普及を

もう少し上げていきたいと考えております。

いかに早く火災を発見し、被害を最小限にするかということを

今後進んでこうほうしていきたいと考えておりますので、

よろしくお願いします。」

 

充実感にあふれた表情を見せた後藤キャスター。

一日消防署長を務めて感じたこととは。

 

後藤さん

「普段は取材する立場だったのですけれども

今回消防署長を任命されて実際に

火災予防に関する様々なことを学ぶことができました。

市役所の広報活動では沢山の方が来て下さって沢山の方を前にして

予防・広報をできたことこれ本当に意味があるなと思いまして、

やはり多くの方に防火の大切さっていうのを

伝えられたことが良かったなと思います。

なにより園児の皆さんが一生懸命話を聞いてくれて

小さいうちから消防について理解を深めてもらう火災予防の大切さ

っていうのを分かってもらうことがとても重要だなと思いました。

日頃、献身的に市民の命を守るために活動してくださっている消防署員の方、

そして消防団の方がいらっしゃるから

この小諸の安全が守られているのだなということを改めて実感しました。」

 

長年小諸に寄り添ってきた後藤キャスター。

キャスターとしての意気込みも語ります。

 

後藤さん

「災害時の報道はもちろんなのですけれども、

日頃からの備えっていう部分を

もっとしっかり伝えていかなければいけないな

っていうのを改めて感じました。

この機会を大切に自らの言葉でキャスターとして

発信していければ良いなと思っています。

小諸市の皆さん、今回一日消防署長を務めさせていただきました。

小諸消防署では住宅火災による死者を0にする取り組みを進めています。

一人ひとりの心掛けが大切な命を守り、

そして市内の市民の安心安全につながっていくと思います。

これから安全な小諸市作るために

一人ひとり十分に火の取り扱い防災について考えていきましょう。

これからみんなで一緒に安心な小諸市を作っていきましょう。」