小諸東中学校で

PTA主催の講演会が今月10日(木)に開かれ、

エッセイストで、作家の北杜夫さんの娘、

斎藤由香さんが講演を行いました。

 

小諸東中学校のPTAでは、

生徒や保護者の健やかな生き方の手助けになればと、

人権同和教育講演会を毎年企画しています。

 

この日は3年生およそ200人が体育館に集まり、

1、2年生と保護者は、

各教室のモニターで視聴する形で

講演会に参加しました。

 

今回講師を務めたのは、サントリーの社員で

エッセイストでもある斎藤由香さん。

歌人・斎藤茂吉の孫で、

作家で精神科医の北杜夫の娘でもあります。

斎藤さんは、

自身の幼少期や中学時代のエピソードなどを交えながら、

講演しました。

 

斎藤さんは斎藤茂吉の妻である自身の祖母が、

夫をみとった後、64歳でアラビア半島を旅した話や、

日本人で初めてガラパゴスに行った話など、

その豪快な半生を紹介。

また、作家である父親が、自身が小学校1年生の時に

双極性障害を発症し、

これまで一度も家族旅行に行ったことがないなど、

家族のエピソードに触れながら

自分の人生を明るく振り返りました。

 

更に斎藤さんは、サントリーの社風である

「やってみなはれ」の精神も紹介。

その精神でいろいろなことに取り組んできたことなどに触れ、

「人生100年時代。

思うようにいかないことも多いが、

自分の人生を自分でつくって行ってほしい。」などと

呼び掛けていました。