一般社団法人ディバースラインによる、

持続可能な森づくりの開始に合わせて、

先月26日(金)に「乙女湖公園 野鳥の森エリアの山林で

地鎮祭が行われました。

 

この日は、一般社団法人ディバースライン代表理事の

天野紗智さんをはじめ、関係者らが、

乙女湖公園 野鳥の森エリアの山林に集まりました。

 

一般社団法人ディバースラインは平成30年に設立。

中山間地域の小規模な森林で伐採や搬出、出荷をする、

「自伐型林業」を行っています。

 

代表理事の天野紗智さんは、

秋田県潟上市出身のプロスノーボーダー。

平成29年に小諸市に移住し、

スノーボードと森林整備に取り組んでいます。

 

天野さん

「スノーボードをやっていて、

環境のことに興味をもちはじめたっていうのもあるんですけど、

スノーボードでカナダに行って、

森の仕事と生活とスノーボードがすごく近いっていうのを

1年間体感して、日本に帰ったら

そういう生活をしたいなっていうところから始まりました。」

 

小諸市は、一般社団法人ディバースラインと管理協定を締結。

小諸市が管理する

乙女湖公園 野鳥の森エリアの山林

およそ5.5ヘクタールで、

ディバースラインが

自伐型林業による持続可能な森づくりを行うことになりました。

 

天野さん

「全国にこういう持続可能な森っていうのが

増えればいいなと思っているんですけど、

まずどこで活動しようと思ったときに、

小諸にすごくおもしろい人がいるっていうのと、

こういう活動をしたいっていう風に声をあげたときに、

いいねっていう風に共感してくださる方が小諸に多くて、

小諸でまずはやってみたいなと思いました。」

 

この日は、「斧入れ式」も行われ、

今後整備が始まる山林の木に、

集まった人たちが斧を入れていきました。

 

間伐を行うことで持続可能な森が作れることから

10年に一度の頻度で、

2割以下の間伐を繰り返す手法を取っている天野さんたち。

100年先をイメージした森づくりを行い、

この森を人が集まる場所にしたいと意気込みます。

 

天野さん

「森に仕事が生まれたり、森に人が集まったり、

楽しい場所になっていって、林業っていうことが

小諸とか地域を元気にするような

取り組みになっていけばいいなと思っています。」