音楽劇「ダリアは青空の下に」が

先月28日(日)、29日(月)に

小諸市ステラホールで上演されました。

公演前日の27日には希望者を対象にした、

演劇ワークショップが行われました。

 

この日午前の部として行われた

体験演劇ワークショップには、

小諸市や小諸市近郊に住む子どもから大人まで、

およそ20人が参加しました。

 

このワークショップは、

音楽劇「ダリアは青空の下に」の公演プレイベントとして

様々な表現でコミュニケーションを取る素晴らしさを

広めたいと行われたものです。

 

講師を務めたのは、

音楽劇「ダリアは青空の下に」の企画者である

小林英樹さんとまんぼこと小山裕嗣さん。

 

小林さんは元中学校教師。

現在は俳優として活動しています。

また学校現場での経験を生かし、

ティーチングアーティストとして演劇教育を実践しています。

 

まんぼさんは演出家で、

エフエム軽井沢のラジオパーソナリティ。

また即興劇のメソッドを活用し、

演劇共育ファシリテーターとしても活躍しています。

 

参加した人たちは、俳優の演技力向上にも用いられる

シアタ―ゲームを体験。

頭や体、そしてリズムなどを使って

コミュニケーションをはかりました。

 

小林さんが

「表現は自由。正解はない。

たくさんチャレンジしてほしい」と言葉をかける場面も。

 

またまんぼさんは「言葉だけでなく、

体やリズム、表情で伝えることもできる」と話しました。

 

最初は緊張した面持ちだった参加者も

徐々に打ち解け、楽しみながら表現している様子でした。

 

参加した子ども

「ダンススクールで来てくださいって言われたので行きました。

ジェスチャーゲームのお題を出されて

ジェスチャーするのが楽しかったです。

1番最初の見本がすごく簡単そうにやっていたけど

難しかったのですごいなと思いました。」

 

小林英樹さん

「最初はねご覧になった通り固くて

何やるのだろうってなるのですけど、

やっぱり一気に変わっちゃうのですよね。

人と目を見てコミュニケーションして

どんどんどんどん温まってもう最後なんて

あんな演劇的なことも普通にできちゃう、

この流れが素敵だし子どもたちもすごいななんて思いました。

頭を柔らかくするとか人の目をゲームの中で

自然と見られるようになるとか相手が言ったことを

受け入れるなんか失敗しても「おーい」ってならずに、

「わー!」とか「いいじゃんいいじゃん、次行こう」っていう空気を

だんだん作っていくのが最初のゲームですね。」

小林さん、まんぼさんは今後、

学校や企業などに演劇教育を広めていきたいと

意気込みます。

 

小林英樹さん

「長野県の教育委員会の方も力を入れてくれるようになってきて

やっぱりこの教育現場すごく広まっていけば素敵だなと思いますし、

我々も行かせてもらうのですけど

企業研修とか新入社員研修、企業さんも

演劇教育に目をつけているところが増えてきまして

これは本当いろいろな所に広まって

皆が幸せな前向きな空気ができると良いななんて思います。」