寄付で集まった子ども服をほしい人に

無料で分けて使ってもらおうと、

「おさがりモンスターin小諸」と題したイベントが

25日(土)市民交流センターで開かれました。

 

このイベントは、サイズが合わなくなった子ども服を

寄付によって集め、

必要としている人の手に渡るようと、

一般社団法人「日本こども服おさがり協会」が

主催したものです。

 

子育て世代の家計の負担を軽減し、

子ども服のごみを減らして

日本中の子育て世代の新しい循環型社会をつくろうと、

おととしから活動を始めています。

 

これまで東京清瀬市で3回イベントを開催し、

長野県内では初開催となった今回。

協会の活動に賛同した、

市内荒町にあるエステや異業種交流などのサロン

「ルミナステラス」の主催で、

小諸市を会場に開かれました。

 

イベント開催にあたり、今月10日から24日までの期間、

市内の保育園など10か所に回収ボックスを設置。

新生児から120センチまでの子ども服、

およそ100キロ分が集まり、

訪れた人たちが、子どもたちと一緒に洋服を選んで回りました。

 

訪れた親子らは、まるで宝探しをするかのように

楽しみながら、お気に入りの洋服を見つけていました。

 

参加した人たち

「こうやってすぐサイズが変わってしまうので、

もらえるんだったら嬉しいですね。一着この子用にと選んでみました。

(またこういったイベントがあればいかがでしょうか。)

ぜひ参加したいなって思います。」

 

「(お子さんたちと一緒にいらっしゃったんですか)

はい、そうですね。

(たくさん選ばれていますけどいかがですか)楽しいです。

やっぱりとても助かっています。

子どもが3人いるので、楽しみながら子どもたちも選んでいます。

(何かいいお洋服はありましたか)はい。

(あった?)うん」

 

イベントを立ち上げた「日本子ども服おさがり協会」では、

今後も各地の企業などと共に、

こうしたイベントを開催していきたいとしています。

 

市川さん

「子育て世代の役に立つようなイベントを

立ち上げていきたいと思っておりまして、

少しでも家計の足しになるように

みなさんにおさがりというものをシェアしていただけたらなと思います。

私自身も子育てをしていて去年着れた服がもう着れないとか

この間まで着れていたのにとかそういったことも

たくさん経験してきたので、

もったいないを形にしようと思っておさがりをはじめました。

日本子供服お下がり協会を通して

日本全国におさがりという言葉が

普及していっていただけたらなと思っています。

長野だけでなく、いろいろな県、各市町村で

取り上げていただけたらなと思っています。」

 

市川さんの取り組みに賛同し、今回のイベントを主催した

「ルミナステラス」では、

ことし秋にも再びこのイベントを

小諸市で開く予定です。

 

 

竹内さん

「最初は正直そんなにおさがりって

需要があるのかなというのもあったんですけど

やってみたらすごい楽しくてやってよかったと思っております。

前日に準備をして広げているうちに

お母さんたちの思いがすごく伝わってきて

袋を開けるごとにその家庭の様子というか好みとか

そういうことがわかってこの服を来て何をしたよね、

とかどこどこに行ったよねとか思い出が

たくさん詰まっているんだろうなと思ったら

またこれが次の家庭に行ってまた新しい思い出ができるのかなと思ったら

またすごく昨日感動しながら準備をしていました。

今本当お洋服とかも安く手に入るし

新しいものでいいんじゃないかなというのもあるんですけど、

こうやって循環することで思いも

循環していくんじゃないかなと思うと

すごくわくわくするなと思います。

今回は本当に初めてで、お知らせがままならないというところもあったので、

秋に向けてはもっとたくさんの方に知っていただいて、

この交換という循環のエネルギーが

小諸市から湧き上がっていったら嬉しいなと思いますし、

この開催することによっておかあさんどうしのつながりや

地域のつながりとかご縁を繋げていくという意味でも

開催を続けていきたいなと思っています。」