小諸市が進めてきた飯綱山公園の官民連携魅力向上事業。

去年からの市場調査などを経て、

来年春には株式会社グレーベによる

ワイナリーとレストランを併設した新施設

「スタラス小諸」のオープンを予定しています。

26日(木)には建設着工を前に、

安全祈願祭が行われました。

 

この日は、株式会社グレーベの吉岡秀之社長をはじめ

小泉市長や施工を担当する建設会社の役員ら

およそ30人が出席しました。

 

小諸市では去年4月から、

飯綱山公園のさらなる魅力向上や利用者増加を目的に、

Park PFI、公募設置管理制度を導入。

飯綱山公園の魅力向上事業計画を民間事業者から

公募しました。

 

公募によって選ばれたのが、株式会社グレーベ。

グレーベは、兵庫県西宮市に本社を構え、

飲食店や介護事業などを手掛ける

「エトゥールグループ」が運営する会社です。

現在菱平で「こもろっこふぁーむ&ワイナリー」を経営し、

ワイン用ぶどうの栽培を手掛けています。

 

飯綱山公園内に新たに建設されるのは

ワイナリー・ショップ棟とレストラン棟を併設した新施設

「スタラス小諸」です。

 

ワイナリー・ショップ棟では、

グレーベが自社栽培したぶどうを使用し、

年間5万本を目標にワインを製造。

「見せるワイナリー」を目指し、

訪れた人が製造工程を見て楽しめる作りにする計画です。

 

レストラン棟は、

ジンギスカンなどの焼肉店と鉄板焼きの店、

さらにレストランカフェが入る予定。

小諸産の農作物を使用した料理や

信州牛などを提供するとしています。

 

あわせてシンボルツリーとなる「もみの木」を植えた

もみの木広場の建設や

農業体験ができる畑なども整備し

人が集える憩いの場を作る予定です。

 

建築費はおよそ4億円。

工事期間は来月1日から来年2月末までで、

来年の春頃にオープンする予定です。