市内小学校の再編・統合の計画が進められている

小諸市学校再編計画。

ことし2月には小諸市教育委員会が

基本構想(案)を策定しました。

その後のパブリックコメントの募集を経て、

23日(月)と24日(火)の2日間に渡り

ステラホールで市民説明会が行われました。

急務としていた坂の上小、水明小、千曲小を統合する

新たな小学校は、

令和10年度からの開校を目指すことが明らかになりました。

 

小諸市では、多くの小学校で建物の老朽化が進み、

子どもたちの数も少なくなっている中、

長期的な学校改築、再編計画の策定が

必要な状況となっています。

これまで小諸市学校教育審議会による話し合いなどを経て、

ことし2月、教育委員会が

小諸市学校再編基本構想(案)を策定しました。

 

構想(案)には、市内小学校の再編・統合と

小中一貫教育を推し進めることが盛り込まれています。

 

現在6校ある市内の小学校。

構想(案)では

芦原中学校区の坂の上小、水明小、千曲小学校を統合。

さらに小諸東中学校区の東小、野岸小を統合、

そして美南ガ丘小学校の合わせて3校に再編する予定です。

 

構想(案)策定後、

およそ1か月間、市民からのパブリックコメントを募集。

それらを踏まえ、23日と24日の2日間

市民説明会が行われました。

 

23日のこの日は小諸市の教育委員や

市民らおよそ40人がステラホールに集まりました。

 

「小諸市の学校再編につきましては、

長い時間をかけて多くの皆様にご協力いただき、

議論を重ねてきました。

中でも特に大事にしてきたことは

小諸市の子どもたち1人ひとりに

未来を切り開く生きる力を育むこと、

そして1人ひとりの学びを支えるためには

何が重要でどういう学びの場を作ることが

最善かを中心に据えて議論を重ね、

ただいまよりご説明します小諸市学校再編基本構想(案)として

まとめさせていただきました。」

 

はじめに、教育委員会の職員がパワーポイントを使いながら

基本構想(案)の内容を説明。

改めて、小学校の再編・統合と中高一貫教育の重要性を

訴えました。

 

その中で、急務としていた坂の上小、水明小、

千曲小を統合する新たな小学校は、

令和10年度からの開校を目指すことが明らかになりました。

立地条件については、芦原中学校に可能な限り近く、

3校から離れないこととし、

校地は2.5ヘクタール程度を確保するとしました。

 

その後、市民から集まったパブリックコメントについても報告。

集まった意見の中には、

立地条件などから4校体制を求める声もありましたが

望ましい学級人数の観点から3校体制とすると回答しました。

 

また市民からの質疑応答も実施。

再編後、廃校となった学校施設の利活用推進などの意見が

出されました。

 

今後、教育委員会では、基本構想(案)をもとに、

ことし7月から小諸市学校再編計画を策定予定。

小中一貫教育を進めるためのカリキュラム作成も

同時進行で進めていくということです。