小諸市の文化、芸術、食をめぐり歩く
まちなか回遊イベント「こもろ浪漫2022春」が
16日（土）から始まりました。
このイベントは、
小諸マチナカ回遊プロジェクト実行委員会が企画し、
去年秋に続いて行われるものです。
旧北国街道沿いなど11の寺と6つの神社、
それに街道沿いの建築物や記念館などを歩いて回る
ウォ―キングマップを作成。
およそ2時間半のコースで、
様々な文化や歴史、自然が融合した「こもろ浪漫」に
触れることができます。
運営しているのは、
小諸市のまちづくりに
市と連携して取り組んでいる
株式会社ＵＲリンケージと
日本の文化を伝える活動をしている
「企画屋かざあな」の2者。
旧北国街道沿いの寺や神社などが協力しています。
この回遊イベント。
参加するには駅前の「観光案内所」か
「小諸駅のまど」でこもろ浪漫マップを受け取ります。
その後は、「こもろ浪漫マップ」にある寺や神社、
施設などを自由に回って楽しむことができます。
今回は新たに、旧北国街道沿いの7つの寺に、
回転式のオリジナルスタンプ「輪印（りんいん）」が登場。
生誕150年を迎える島崎藤村が書いた
「千曲川のスケッチ」の一文と、
それぞれに寺の特徴を描いたもので、
絵柄は全て異なります。
「こもろ浪漫」開催期間中だけの特別スタンプです。
イベント初日のこの日は、「こもろ浪漫」を楽しんでもらうため、
こもろ観光ガイド協会の協力で、
ガイド付きの寺社めぐりツアーが行われ、
5人が参加しました。
そのうち、荒町の光岳寺では、
家康の生母お大の方の位牌がある本堂が
特別に公開されました。
普段はなかなか見られない秘宝に、
参加した人たちは熱心に見入っていました。
参加者
「（どちらから今日は？）市内です。
こんなに近くに寺があったということ知らなかったですし、
こんな身近な存在だったんだということを実感できました。」
住職
「なかなか市民のみなさんもご存じないことってたくさんあると思うんです。
普段なかなかご檀家様以外に開放する機会がないものですから
こうやって一つの事業を通じて
多くの皆様に参拝をしていただいて知っていただくということは
またこのまちにいろんな人が来ていただける
起爆剤になればいいなとは思っております。
お寺というのは人が昔は人が行きかう場であったり
いろんな方がご縁を結ぶ場であったんですが、
なかなか現在ではご葬儀とかご法事、
限られた機会での交流の場所になっているという中で、
本当は生活の中に祈りという時間があってもいいのかな
という風に思いますが、
普段からお寄りいただいて
ご縁結んでいただく場になればいいなと思っておりますので、
今後もこういった事業があれば積極的に
お手伝いできればと考えております。」
こもろ浪漫のゴールとなるのは「北国街道与良館」か
「小諸駅のまど」です。
到着後、回遊で感じたことを一句詠んだり、
アンケートに答えたりすると、
小諸の風景が描かれたハガキなど、粗品がもらえます。
来週23日から始まる
「北国街道小諸宿のお人形さんめぐり」に合わせた
ガイドツアーや、
島崎藤村生誕150年ガイドツアーも開催予定。
社会実験として始まった
「縁ＪＯＹ！小諸」とも連携し、
ＥＶバスも活用してまち巡りを行います。
実行委員会ではこの機会に、
多くの人に参加してほしいとしています。
実行委員会 企画屋かざあな 川口さん
「1回目は北国街道沿いにお寺さんがあるんだよとか
お店が出来てきているということを
知っていただくためにやったんですが、
結構県外の方、市民の方にも反響がありまして、
2回目はこの北国街道沿いを歩くことによって、
季節だったり景色だったり、
小諸市を感じていただくということを
テーマにやっていこうということで
企画させていただきました。
ちょうど島崎藤村先生が生誕150年ということもあり、
千曲川のスケッチの文章から、
各お寺さんの特徴をとらえて
スタンプを作らせていただいているのですが、
こういう時代ですので、
みなさんの願いだったり思いをスタンプに乗せて
回っていただけたらなということで作らせていただきました。
特に今小諸は変わってきているなということを実感していまして、
この昔のいいところも残しつつ、
新しいものを生かしているというのが小諸だと思っています。
旧北国街道沿いの古い寺社を見ていただいて、
古い家を活用してお店を展開されている方々のところにも
ぜひ行って頂きたいなと思っています。」
まちなか回遊イベント「こもろ浪漫2022春」は、
来月29日まで開催中です。
各地のケーブルテレビ局・民放局などが制作した地域色豊かな番組や、ドキュメンタリー・音楽番組・生活情報などをお届けする総合エンタテイメントチャンネルです。
