15日までの日程で行われた「春の信州地域安全運動」。

これにあわせて、懐古園三の門前では、

地域の安全を呼び掛ける啓発活動が行われました。

 

この地域安全啓発活動は、

今月15日まで行われている

「春の信州地域安全運動」に合わせて、

特殊詐欺の防止を目的に行われたものです。

 

今月6日と9日、それにこの日の

3回に渡って行われたこの活動。

小諸警察署 寺島正署長をはじめ、

生活安全刑事課の署員のほか、

小諸防犯協会女性部の会員など、

あわせて10人が参加しました。

 

ここ数年で、高齢者を狙った「特殊詐欺」が増加。

そのため長野県警では「特殊詐欺」を

高齢者にも分かりやすく

「電話でお金詐欺」という名称に改めています。

 

この日懐古園を訪れた人たちにチラシを配りながら

そのお金詐欺被害防止の呼びかけを行いました。

 

県内全域で増えているという不審な電話や詐欺被害。

小諸市内ではことしに入り、2月と3月に2件の被害が発生。

被害の手口は、息子を装って呼び出し

直接現金のやり取りを行う「オレオレ詐欺」。

また親族を装って、キャッシュカードをだまし取る

「預貯金詐欺」の被害が確認されています。

 

その被害額は、2月が4800万円、

3月が45万円で、

去年の430万円を大きく上回っています。

 

小諸警察署では、今後も市民の協力を得ながら、

特殊詐欺被害への注意を呼びかける

啓発活動を行っていきたいとしています。

 

小諸警察署 署長

Q今日の啓発活動ですが、主な目的は

「春のですね、信州地域安全運動が展開されております。

4月6日から15日までの10日間。この間にお年寄りに対していわゆる特殊詐欺、

これは「電話でお金詐欺」という名称になったんですけれども、

それをみなさんに知っていただくと。

抑止に繋げる、ということでやっております。」

 

Q電話でのお金詐欺、主な手口は

「現在、オレオレ詐欺、それと預貯金詐欺これが増えております。

オレオレ詐欺っていうのは息子さんをかたって

お金を取りに行くから準備してくれということでお金を渡してしまうもの。

預貯金詐欺というのは、カードがおかしいと、

あなたのカードがおかしいので使えなくしますのでということで

金融機関のもの、または警察官を装って

自宅に行ってカードを渡してすり替えて

もっていってしまうという詐欺になります。」

 

Qどのような対策が有効か

「お金はですね、電話で連絡がくるということは、

お金を下さいということはありませんので、

電話で出来たら詐欺を疑ってもらいたいと。

それとお金をですね、渡すのは身内の方に渡していただきたいと。

大体今犯人はですね、上司を装ったり弁護士を装ったりしてまいります。

ですので、お金は必ず身内の方に

渡していただくということが対策になると思います。」

 

Q市民のみなさんへ一言

「電話でお金詐欺、新しいキャッチフレーズになりましたので、

これを覚えて頂いてですね、電話ではお金の請求は来ませんと、

いうことを覚えて頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。」