世界的に活躍している

パティシエ 青木定治さんが経営する株式会社SAJが

国内では初となる焼き菓子の自社製造工場を

小諸市内に建設することになりました。

 

青木定治さんは1998年フランス・パリにアトリエを開設。

2011年にはフランス最優秀パティシエに。

2012年には、フランスの「トップ5ショコラティエ」

「トップ10パティシエ」に選ばれます。

2018年にはフランスで最も権威のあるショコラ品評会で

7度目の最高位を受賞するなど、

国内外で幅広く活躍しています。

 

現在、青木さんが経営する「SAJ」は、

国内に8店舗の洋菓子店を構えています。

そのうちの1つが、2020年秋に開設した

軽井沢町のアトリエです。

手間ひまかけて作ったフルーツが出荷できなくなってしまった

農家を応援したいと立ち上げた

コンフィチュール「ジャム」の製造工房で、

青木さんの作る焼き菓子なども販売しています。

 

今回は新たに、

小諸市内に、国内初の自社製造工場として

「焼き菓子工場」の建設を進めることを決定。

場所は市の土地開発公社が所有していた

西原の小諸インター近くのおよそ4000㎡の土地で、

鉄骨2階建て、延べおよそ600㎡の工場を新設予定です。

 

この春にはもう1店舗、国内にオープン予定で、

販売数量が増え、事業拡大が必要となったことから

国内初の自社工場をつくることになりました。

 

軽井沢にアトリエを構えたことで、

長野県産のフルーツや食材などを

活用するようになったことから

長野県内に絞り込んで土地を選定。

大都市圏からの交通の便が良く、

浅間山などの景観も非常に良いとして、

小諸市での建設を決めたと言います。

 

年内の着工を目指し、完成は来年2023年の末を予定。

従業員は地元を中心におよそ20人雇用する計画です。

小諸市では、地域のブランド力向上や

雇用の確保に期待を寄せています。