小諸市と高峰高原ホテルなどを手掛ける

渡辺パイプ株式会社が、

企業版ふるさと納税を活用した

「高原ウエルネスリゾート推進プロジェクト」を始めます。

その記者会見が10月25日(月)に市役所で行われました。

 

この日は、渡辺パイプ株式会社の

渡辺圭祐代表取締役副社長と

小諸市の小泉市長が出席しました。

 

小諸市では、市総合計画の第11次基本計画で掲げる、

「小諸版ウエルネスシティ」の実現に向けて、

浅間山や高峰高原の環境保全と利活用による、

滞在者の心と体を癒やす

通年型の高原ウエルネスリゾートを目指してきました。

 

一方、東京都中央区に本社を持つ渡辺パイプ株式会社は、

15年以上に渡り

NPO法人浅間山麓国際自然学校を運営。

また、

関連企業が高峰高原でスキー場やホテルを運営するなど、

高峰高原の自然を生かした事業に取り組んできました。

 

小諸市と渡辺パイプ株式会社が連携して立ち上げた

「高原ウエルネスリゾート推進プロジェクト」は、

浅間山や高峰高原の豊かな自然環境を生かし、

環境に配慮した観光地づくりを進めようというものです。

 

今回、渡辺パイプ株式会社が

小諸市への企業版ふるさと納税を通して、

プロジェクトを支援。

今年度から5年間に渡り、

各年度1千万円の企業版ふるさと納税を行う予定です。

 

プロジェクトでは、企業版ふるさと納税を活用し、

来年度、小諸駅前に電動アシスト付きスポーツ自転車

「E―バイク」およそ10台を導入予定。

また、市内の主要観光施設への

電気自動車用の充電スタンドの設置を進めるなど、

環境に配慮した

利便性の高い交通インフラの整備を進めます。

 

さらに、道路や雲海の状況をライブ配信するため、

高峰高原ホテルにカメラを設置。

今月20日(土)に、

アサマ2000パークスキー場のオープンに合わせて

ライブ配信を開始する予定です。

 

また、近年機能低下が進んでいる

市営火山館のトイレの大規模改修や、

黒斑コースの整備などに取り組みます。

 

小諸市と渡辺パイプ株式会社は、

自然環境や生活への負担に配慮した、

旅行者から選ばれる観光地を目指していきたいとしています。

 

小泉市長

「最近、いろんなところで言われているSDG‘s、特に環境の分野ですね、

環境に配慮した施策を今回のふるさと納税を使ってできるということ、

それから産業振興の部分、これは観光の分野ですけど、

こちらの方も併せてできる、

それから雪道ということで安心安全の生活基盤整備、

この3分野について一遍に、

今回のプロジェクトがカバーしているということで、

大変画期的かなという風に思います。」

 

 

渡辺副社長

「弊社もNPO法人の浅間山麓国際自然学校というのを

15年以上やっておりまして、

上信越国立公園にはかかわりをもってやってまいりました。

今回、小諸市さんのほうでこういうプロジェクトを発表されたということで、

その趣旨に私たちも賛同させていただいて、

寄付を決めさせていただいたというのがきっかけです。

ご縁を通じてですね、小諸市に高峰高原ですとか

浅間山の手つかずの自然を地元の方だけではなくて、

全国の方に知っていただきたいなという風に思っておりますし、

いろいろ山道の整備も含めまして、

より安全でかつ電気自動車の整備なんかも含めまして、

持続可能な観光名所として、

盛り上げていきたいなと思っています。」