「しなの鉄道 小諸駅」では、

地方鉄道と沿線地域の振興を目的とした「鉄印帳」を

販売しています。

 

しなの鉄道株式会社では、

第三セクター鉄道協議会が、

協議会に加盟する鉄道会社と

関連会社の連携事業として企画した「鉄印帳」を

去年7月から販売しています。

 

「鉄印帳」には、全国40の鉄道会社が参加。

コロナ禍で全国の鉄道会社が苦境に立たされていることや、

令和元年東日本台風で被災し

一部地域の鉄道会社が甚大な被害を受けたことなどを受け、

この状況を打破しようと、「鉄印帳」が企画されました。

地方鉄道の振興と沿線地域の活性化を図りたいとしています。

 

この「鉄印帳」は「新しい鉄道旅の提案」がコンセプト。

各鉄道会社の乗車券を購入し

指定窓口で記帳料300円を支払うと、

各会社のオリジナルの「鉄印」が、「鉄印帳」に押印されます。

 

「ここの駅でまだ3つ目。40のうちの3つ目です。

今まではね神社仏閣の御朱印をやっていて、

その次がお城と鉄道。3つ今やっているんです。

ただ日本全国回るよりかは、目的もって回った方がいいですからね。

その印としてハンコもらえるんだから、

後であそこ行ったなっていうことが分かるように。」

 

「鉄印帳」は1冊2200円。

各鉄道会社の指定窓口で購入が可能で、

しなの鉄道株式会社では、小諸駅の他、

軽井沢駅、上田駅、豊野駅で販売しています。

 

しなの鉄道の記帳駅は小諸駅と豊野駅で、

各駅の窓口営業時間内に受け付けているということです。

 

柴田駅長

「一昨年の台風19号、またここのところのコロナ禍によりまして、

全国の第3セクターの鉄道会社というのも

非常に経営危機におちいっているという状況であります。

その中で、第3セクター鉄道協議会という組織がですね、

鉄印帳というものを作りまして、

電車に乗ってかつ鉄印を記帳し押印するというようなことで、

コロナ禍の状況下の中でも、ぜひ鉄道の旅を楽しんでいただきたいと、

そういうような趣旨でこの鉄印帳が企画されました。

前提条件として、それぞれの鉄道会社の乗車券を買うというのがポイントになっています。

この乗車券を買っていただくことは、

電車に乗ることにつながりますので、当社にとっても、

各鉄道会社にとっても、鉄道の運賃収入になる、

お客様には電車に乗ってほしいというようなことでの

楽しみがあるというようなことで、

この鉄印帳の企画をしております。

この鉄印帳はですね、乗って楽しむ、記帳をして楽しむ、

2つの楽しみ方があると思います。

ぜひ、電車に乗って、旅をしていただきながら、

全国の第3セクターの鉄道会社、いろいろなところをめぐっていただいて、

ご記帳していただけるとうれしいなと思っております。」