9月1日は防災の日です。

小諸市では例年防災の日に合わせ、

8月最終日曜日、

市内全地区を対象に総合防災訓練を行っています。

ことしは新型コロナ感染拡大防止のため

総合防災訓練を中止し、

去年に引き続き市職員を対象とした

公設避難所開設訓練を3会場に分けて実施。

23日(月)には乙女湖体育館で訓練が行われました。

 

ことしは、

大雨の際に避難所を開設する優先順位の高い、

芦原中学校体育館、文化センター、農業大学校体育館で

訓練を実施。

この日は、文化センター内の乙女湖体育館で、

新型コロナウイルス濃厚接触者の避難を想定して

訓練を行いました。

 

災害時に実際に文化センターの避難所開設にあたる

文化センターや文化財・生涯学習課の職員をはじめ、

危機管理課の職員、

それに視察役の消防署長や消防団長など

17人が参加しました。

 

今回の訓練は、

去年作成された「避難所開設マニュアル」をもとに

避難所を開設する手順や受付業務の流れを確認。

文化財・生涯学習課の職員が考えたレイアウトに沿って、

避難所の開設を行いました。

 

避難所内には床からの冷気を防ぐマットを敷き

その上に段ボール製のベッドを設置。

感染症対策の面から、

使い捨てができる段ボール素材を使用しています。

さらに、段ボールでできたパーテーションを設置。

パーテーションは2メートル間隔の距離を設け、

3密を回避した空間となっています。

 

参加した人たちは、危機管理課の職員の説明を受けながら、

協力して段ボール製のベッドやパーテーションを組み立て、

感染症対策を意識した避難所開設の手順を

確認していました。

 

市では、この日の反省点をもとに、

段ボールの組み立てにかかる時間を見直し、

避難所の暑さ対策なども検討していきたいということです。

 

危機管理防災係長

「ことしはですね、できるだけその時に開設する必要な人たちに

声をかけて今回開設をしてもらっています。

より実践的な訓練ということになります。

また、今回は8月に3回訓練を行います。

今回はそのうちの1回ということになります。

回数も担当する係員もより実践的な形でやらせてもらっています。

きょうここが5人で会場を作るような設定にはなっているんですが、

やっぱりだいぶ段ボールについては手がかかるので、

実際に作業してみて、これからマニュアルを作り直す

という作業は必要になると思います。

よりやりやすい方法に切り替えていきたいとは考えています。」