このほど小諸市では、

小諸市と「まちづくり包括連携に関する協定」を締結している

株式会社カクイチより、

新型コロナワクチン集団接種への輸送に活用するための

EVバスを借りることとなりました。

そのお披露目が今月12日(土)、市役所市民ひろばで行われました。

この日は、

都市計画課の職員やJRバス関東の関係者など、

およそ10人が出席しました。

 

今回のEVバスの運用は、

市と「まちづくり包括連携に関する協定」を締結している

株式会社カクイチより貸与を受け、実現が決まったものです。

カクイチが所有しているもので、

実証実験として無償で借り受け、

活用することになりました。

 

現在小諸市で行っている、

高齢者を対象とした、新型コロナワクチン接種における

会場輸送のための移動手段として使用されます。

 

このEVバスには、

8月22日にプレオープンとなる

複合型中心拠点誘導施設

「こもテラス」の周知を図るため、

車両へのラッピングが施されています。

 

バスの乗車定員は、立ち席含め29人。

通常のバスと比べて乗降口が低く、

誰でも乗り降りしやすい作りとなっています。

 

電気をエネルギー源として動くため、騒音も少なく、

走行時の排気ガスがゼロなのも大きな特徴です。

集団接種の送迎用に使用するため、

各座席に設置されたタブレットでは

「集団接種の流れ」を動画で見ることもできます。

 

現在、市では、

国からの要請を受け、

高齢者対象の集団接種を

7月末までに完了する計画を進めています。

実施日の追加や

1回あたりの接種者数を増加することで対応する予定です。

 

今回のEVバスが追加されたことで、

より多くの人の移動手段としても活躍が期待されています。

 

都市計画課 五十嵐さん

「小諸市のですね、ワクチン接種に向けて、

色々な集落の隅々・細い道まで入っていける交通を探していた中でですね、

カクイチさんからスリムでコンパクト、

低騒音なバスをお借りすることになりました。

カクイチさん、民間企業と連携してですね、

市・公共だけでは考えられない発想ですとか、

そういったものを取り入れながら事業を進められる

ということにあるのかなと感じています。

なんといってもこのEVは、ディーゼルエンジンではないので、

非常に静かでスリムなので、住宅地の中でも

ゆっくりと走っていくことができる、そういったバスになります。

こういったバスの利用を経てですね、

市民の皆さんにより公共交通を身近に感じていただく、

そういった機会にぜひともなっていただきたいと考えております。」

 

このEVバス。

お披露目会のあとには、

早速、接種会場への輸送に使用されました。