世界的な人気絵本「はらぺこあおむし」で知られる

アメリカの絵本作家エリック・カールさんが

先月23日に91歳で亡くなりました。

「はらぺこあおむし」の大型レリーフを玄関に飾っている

野岸小学校では、

カールさんをしのんで

図書室にカールさんのコーナーを設けています。

 

野岸小学校の玄関に飾られた、

縦2メートル、横2.5メートルの「はらぺこあおむし」のレリーフ。

小林秀夫教育長が

絵本作家のエリック・カールさんにデザイン使用について

直接メールで依頼し、

平成30年の校舎改築の際に設置されたものです。

 

幼虫が力を蓄えチョウになって飛び立つ

「はらぺこあおむし」のストーリーにちなみ、

「目標に向かって努力する過程を大切にしてほしい」という

思いが込められています。

 

先月23日、「はらぺこあおむし」の絵本作家で知られる

エリック・カールさんが亡くなったことを受け、

野岸小学校の図書室には

先月26日からカールさんの絵本を集めた

コーナーが設けられています。

 

図書室を訪れた子どもたちはカールさんの絵本を手にとって、

じっくりと眺めていました。

 

児童

「(はらぺこあおむし好きですか?)

好き!大好き!

最後の生まれる所が好き。」

「みんながエリック・カールさんを好きになるきっかけにもなるのかなと思います。

最近理科でやり始めたちょうちょうの観察なんですけど、

青虫が卵からちょうちょうにどうやって変わっていくのかっていうのを

絵本でおもしろく観察できるので、とてもうれしいです。」

 

丸山校長

「小諸市がね、梅花教育ということで。

梅の花が冬の寒さに耐えて、

春一番にきれいな花を咲かせるっていうのに重ねて、

子どもたちが努力して頑張ってよかったなっていう成果が出る、

その過程も大切にしながら将来こんなこと頑張ったから、

今回こういう風に頑張ってみようかなとか、

頑張れるなっていうそういうような

子どもたちに育ってほしいなっていう思いも込めて。

あのレリーフを見るたびに、図書館でこんなことあったかなとか、

本を読んでこんなことができたなというような思いを、

思い出にずっと持っていてもらうとか、

「はらぺこあおむし」を見るたびに、

小学校でこんな楽しいことあったなとか、

ちょっと苦しいこともあったけど、

それよりも楽しいことがいっぱいあったなとか、

そういう思い出とか、活力になるような

そういうシンボルになってもらえればいいなという風に思っています。」

 

野岸小学校では、

今後も「はらぺこあおむし」のレリーフを大切に飾り、

目標に向かって努力することの素晴らしさを

伝えていきたいとしています。