小諸市議会4月臨時会が23日(金)に開かれました。

臨時議会では、新型コロナ関連の緊急経済対策として、

こもろ応援チケット第3弾の発行などに関する

補正予算案が提出され、

審議のうえ可決されました。

 

臨時議会には、

新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し

生活支援対策や経済支援対策事業への補正予算案が

提出されました。

 

そのうち、緊急経済対策事業として、

1億2千890万円を計上。

事業者の支援と消費喚起を目的とし

「こもろ応援チケット第3弾」を発行するための経費や、

移住定住を促進するため、

テレワーク・サテライトオフィス体験事業や

ITエンジニアの育成事業などに関する経費が

盛り込まれました。

 

新たに発行される「こもろ応援チケット第3弾」は、

プレミアム率25%、

500円券10枚つづりで、1冊4000円で販売。

発行総額は3億円。そのうちの6千万円が

プレミアム分となります。

 

今回は大型店が4枚2000円分、

一般店が5枚、2500円分、

飲食・宿泊施設が1枚、500円分で、

全ての券が飲食店・宿泊施設で使用可能ですが

購入できるのは1人10冊までとなっています。

使用できる期間は7月10日から10月31日までとなります。

 

また、今回は、高齢者の外出機会を創出するための、

応援チケットとして、

75歳以上の高齢者およそ7000人へ

3000円分の商品券を簡易書留で郵送するための経費など

2千568万円が計上されました。

 

また、児童手当を受給している

子育て世帯の生活を支援するため

対象となる5100世帯に対し、

児童一人につき1万円を支給する応援給付金事業に

5千229万4千円。

 

低所得のひとり親世帯などの生活を支援するため

対象となるおよそ1100世帯へ、

児童一人あたり5万円を支給する特別給付金事業に

5千781万4千円が計上されています。

 

さらに、小諸市としては初めてとなる

企業版ふるさと納税として、

長野市に本社を持つ株式会社カクイチから

5000万円が寄付されています。

 

寄付者であるカクイチ側が農業振興や

新たな公共交通事業によるまちづくりへの活用を

希望していることから、

共に連携してこれらの事業を研究するための経費などとして

935万円が盛り込まれました。

残りの寄付金は地域振興基金に繰り入れ、

今後の活用を検討する予定です。

 

そのほかに、生活困窮者への食料品や

生活必需品を提供するための経費、

アプリを活用した

健幸マイレージ事業を進めるための経費にかかわる予算も

計上されました。

 

これら提出された一般会計補正予算案は

この日の予算決算委員会での審議を経て、

可決されました。

 

これにより今年度の一般会計予算は、

歳入・歳出に3億2千万円を追加し、

総額で186憶400万円となりました。