「桜の下(もと)・箏で奏でる藤村詩の世界」と題した演奏会が

18日(日)、懐古園桜まつり開催中の、

藤村記念館前の庭で行われました。

 

この演奏会は、

小諸ゆかりの文豪 島崎藤村が残した詩の楽曲を

歌と共に箏などの音色に乗せて楽しんでもらおうと

箏姫の会が主催したものです。

 

箏姫の会は、箏曲の山田流萩岡会に所属する

小諸市に関わりのあるメンバーで結成した

箏奏者の女性グループで、

毎年、懐古園桜まつりや紅葉まつりに合わせて

演奏会を開いています。

 

この日は、きらら会の嶋田多華子さんが

歌い手として出演し、花を添えました。

 

「惜別の歌」や「潮の音(ね)」など

島崎藤村が詩を手掛けた作品を中心に、11曲を演奏。

 

桜の花びらが舞う幻想的な雰囲気の中、

尺八や草笛の演奏、歌い手による伸びやかな歌声が加わり、

情緒あふれる演奏会となりました。

 

訪れた人は、写真や動画を撮影したり、

一緒に曲を口ずさんだりしながら、

箏で奏でられる島崎藤村の世界を

じっくりと味わっていました。

 

主催した箏姫の会では、

今後も地元を中心に演奏活動を

続けていきたいということです。

 

箏姫の会 渡辺岡真翠さん

「琴に乗せて、島崎藤村の素敵な詩をみなさんに

聞いていただければなと思って弾かせていただきました。

引き続き、広くみなさんに

聞いていただけるような活動ができたらと思っています。」