さて、熱戦が続いた夏季高校野球長野県大会。

東信地域の代表を決める試合が2日(日)に行われ、

東信Bの代表争いに小諸商業高校と佐久長聖高校が

臨みました。

 

晴天の中、行われた2日(日)の試合。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、

来場には人数制限を設けての試合となりました。

これまで小諸商業高校は

第一試合で野沢北高校と戦い、7回コールド、7対0で勝利。

第二試合では、

丸子修学館高校と6対1、

降雨コールドで勝利してきました。

 

東信B代表を争うこの日の試合では、

エースの土屋がマウンドに立ちました。

バッテリーを組んだのは、

第一試合でデッドボールを受け怪我をしてしまった小林。

自ら志願しての試合出場となります。

土屋は好調なピッチングを見せるも、

1回表で佐久長聖高校に先制点を。

続く2回表でも、1点を許してしまいます。

両チーム追加点がなかなか入らず迎えた7回裏。

小諸商業高校にチャンスが巡ってきます。

2アウト、1、2塁。5番上原。

惜しくも、あと一歩及ばず。

迎えた9回表。

100球以上投げた土屋はマウンドを降り、

代わりに出場したのは、2年生の青柳。

強力打線相手に力投しましたがー。

追加点を許し、0対3に。

その後も点を入れることが出来ず、試合終了となりました。

 

土屋選手

「色んな方の支援があって、

この大会が出来たということで、

そういう支援して下さった方や

色んな方に感謝を伝えたいです。

色々支えてくれて、点を取られても声をかけてくれたので、

チームのみんなに感謝をしています。良いチームでした。

野球は続けていくので、

この負けをプラスに変えて、

もっと上へいけるように頑張ります。」

 

小林選手

「3年には、ありがとうと伝えたいです。1・2年生には、

秋もあるのでしっかり自分たちを超えられる結果を残してほしいです。

こういう立場で3年間させてもらい、

最後何か起こるか分からないと学んだので、

最後まで諦めず、目の前の出来事にしっかり、

全うしていきたいです。」

 

青柳選手

「今日に関しては、

土屋さんが投げてきてから自分に代わって、

楽しんで先輩のためにもやるプレーをしたいという思いがあって、

1点取られましたが、先輩方は笑ってくださって、

自分を最後まで勇気づけてくださったので、

最後は楽しんでプレーしました。

今日、長聖に負けてしまったので、

秋は自分がエースとして投げて

長聖を倒せるようなチームにしていきたいです。」

 

主将

「こういう大会が出来ると思っていなかったので、

プレーが出来て楽しかったです。

みんなと最後にこういう大会が出来たのが

すごく嬉しかったです。

打てなかったのですが、

守備でチームを引っ張ることが

自分の役割だと思っているので、

それを全う出来て良かったと思います。

今の試合が辛かったです。

ピンチは結構楽しく感じることが出来たので、

チームとして成長することが出来たと思います。

例年とは明らかに違う状態で、

こういう形で最後迎えられたので、

この経験を活かしたいと思います。

この野球部で学んだことは社会に出て大切なことだと思います。

この先の人生にも活かしたいです。

今年は無観客で球場に来て頂けない形ですが、

テレビを通して沢山応援して頂いて、

とても感謝しています。

そのためにも最後勝ちたかったです。

勝てなかったところは、正直めちゃくちゃ悔しいです。

自分たちの次の代が今頑張っているので、

応援を引き続きお願いします。」

 

監督

「ようやく試合が出来るところまで来たということで、

本当にたくさんの方のご尽力により、

子どもたちが一生懸命野球をやる場を作って頂いたと思いますので、

そういう場があったことに対して、

本当にありがたいという気持ちで試合させてもらいました。

色んな準備不足というのが、どのチームにもあると思いますが、

高校生たちが一生懸命準備してきたことを

発揮しようという姿が良い姿だと思いました。

本来なら、もっと良い準備をして

良いチームを作りっていきたかったという思いもありますが、

決して高校野球で終わりではないので、

様々な野球へのかかわり方をこれからも模索しながら、

それぞれの野球人生につなげてほしいです。

無観客での試合ということで、

その分グラウンドへ励ましに来て頂いたこととか

例年以上にあったので、

本当に地域の方々が応援して下さっていることを

ひしひしと感じていました。

何とか、勝利という形で届けたかったです。

ただ、選手たちは一生懸命しました。

ぜひ、これからも子供たちのことを応援して欲しいです。」

 

小諸商業高校野球部のみなさん、

本当にお疲れさまでした。

みなさんの懸命な姿を見て、胸が熱くなり、

そして、勇気をもらいました。

市民のみなさんも選手たちの頑張りを見て

勇気づけられたのではないでしょうか。

これからのみなさんの活躍も楽しみにしています。