小諸市は、

株式会社エフエムとうみと

災害時における放送に関する協定を

3月23日(金)に締結しました。

 

市役所で行われた協定締結式には、

株式会社エフエムとうみの

加藤英人代表取締役をはじめ、社員他2名と、

小泉市長が出席しました。

今回の協定は、

災害時に必要な情報を、

幅広い手段で伝えることを目的に

締結されたものです。

去年10月に発生した台風19号豪雨災害を受け、

より広い範囲で市民に情報を届けられればと、

小諸市が株式会社エフエムとうみに提案し、

協定締結に至りました。

小諸市ではこれまで、災害時に

防災行政無線や防災ラジオで情報発信を行ってきましたが、

台風などの際は無線が聞こえにくいことや、

防災ラジオが、令和4年11月末で終了することなどから、

幅広い手段での災害時の情報発信が課題となっていました。

コミュニティエフエム局との協定締結は、

先月13日のエフエム佐久平との締結に続いて2局目。

エフエムとうみの放送は、エフエム佐久平の電波が届きにくい、

小諸市西側、北側のエリアで聞くことができることから、

2つのコミュニティエフエム局との協定締結で、

より広い地域での情報提供が可能となりました。

 

今回の締結により、

小諸市で災害が発生した際、エフエムとうみは、

市からの要請に基づき

気象情報、避難情報、避難所開設などの

防災情報を放送することになります。

 

エフエムとうみは、

以前から東御市・長和町との間で

災害放送に関する協定を結んでいて、

小諸市との締結は3例目となります。

 

台風19号発生時には東御市や長和町を始め、

上田市や立科町などの災害情報を

生放送で発信したというエフエムとうみ。

災害時に必要な情報を今後も発信していきたいとしています。

 

加藤代表

「特に千曲川沿線沿いの皆さんに関しては

避難勧告も出たりしましたので、

その部分についての情報を提供したりとか、

避難所もやはり情報を得るものがない中で

ラジオで情報をとってくださった方が

たくさんいらっしゃったというような状況であります。

行政からの情報というのは

やはり一つに限るのは大変危険なのかなと思っております。

やはりそういう中で、

停電時も情報を得られるラジオが、

ある意味では一つのいい情報ツールになっているのかなと

思っておりますので、

ぜひご活用いただければと思っております。」

 

市長

「高齢の方はラジオから情報を得ている

という方が多いと思いますので、

令和4年11月に防災ラジオが終了という中で、

今回の締結、エフエムとうみさんとの協定というのは、

本当に意味のあることじゃないかなと思います。

市内全域をカバーできる形にこれでなるのかなという中では、

新たな情報伝達手段として、特に災害時において、

市民のみなさんに少しでも安全安心なまちづくりに

貢献するような形で情報提供ができるのかなという意味では、

一安心という感じはしています。」