耳取区にある彌美登里神社では、

秋の例大祭が5日(土)と6日(日)に行われました。

本祭の6日(日)には、

古式砲術と浦安の舞が奉納されました。

 

彌美登里神社の例大祭は、五穀豊穣や区民の幸福を願い、

毎年春と秋に執り行われています。

この日は、古式砲術の奉納が行われました。

耳取区は、江戸時代、

火縄銃の製造が盛んで

江戸幕府や小諸藩へ銃を収めていました。

境内でも射撃や火薬の実験を行っていた記録が

古文書に残っています。

今回古式砲術を奉納したのは、

松本藩森重流砲術保存会の3人です。

県内で生産された火縄銃などを使用し、

正座した姿勢で礼をして撃つ「礼射(れいしゃ)」や、

実践形式の撃ち方など様々な砲術が

披露されました。

続いて、神事が執り行われ、

区内の女子児童による浦安の舞が奉納されました。

ことしは小学5年生と6年生の8人が、

白い衣装の舞姫と黒い衣装の歌姫を

務めました。

この日のために、独特の作法も練習してきた子どもたち。

五穀豊穣の祈りが込められた鈴を鳴らし

優美な舞を披露していました。

集まった人たちは子どもたちの雅やかな舞に

魅了された様子で、

区の繁栄と安寧を祈っていました。

 

舞姫・歌姫

「6年生で最後のお祭りで、きれいに舞えたのでよかったです。

たくさん練習して、失敗しないようにしてきて、楽しかったです。」

「つなぎがあって、そこを先生も間違えないように、

って言ってたので、そこができてよかったです。」

「きょうが舞を踊るのが最後かもしれないので、

精一杯踊れてよかったです。

人生で最後になると思うので、一番の思い出になったと思います。」

「失敗せず、しっかりと踊れたのでよかったです。

(どんなことが思い出深いですかね?)6年生全員で踊れたことです。」

「祝詞を聞いている時や、舞を見ている時に、

しびれないように足を崩していた時も、

姿勢を崩さないように意識していました。

今まで3年間やってきた作法とか、

そういうのを、これから生かしていきたいなと思います。」

「最後だったので、練習の成果を発揮して、

きちんと落ち着いてできたのでよかったです。」

「歌姫は、台を運んだりしたり、仕事が少なかったけれど、

自分たちがしっかりやることで、

舞姫をもっとより綺麗にさせようと思いました。

100点満点だったと思います。」

「初めてだったので少し緊張したけどしっかりできました。

練習よりも少し上手にできたと思います。」