大学生が小諸を舞台に自主制作した映画を上映する

「こもろ映画祭」が、

6日(日)に開かれました。

会場となったステラホールには、

市民を始め、参加した大学生など、

およそ150人が集まりました。

「こもろ映画祭」は、

小諸の素晴らしいロケーションを

多くの人に知ってもらいたいと

6年ほど前から小諸でのフィールドワークを行っていた

慶應義塾大学文学部 岡原正幸教授主宰の研究会が

2年前に企画したものです。

この日オープニングアクトとして

美南ガ丘小学校の合唱部が歌を披露し

会場を盛り上げました。

3回目となったことしは、

慶応義塾大学、高崎経済大学、千葉大学

筑波大学、大東文化大学の5つの大学が参加。

小諸を舞台に、15分以内の短編映画を制作し

この日の映画祭で上映しました。

映画には、小諸駅や懐古園、市内の町並みなど、

市民の馴染みの場所が登場。

ドキュメンタリーやヒューマンドラマ、コメディーなど

若者ならではの感性とアイディアが詰まった作品に、

訪れた人たちは、じっくりと見入っていました。

 

市民

「今年初めて」

(学生が作った映画はいかがですか?)いいじゃないかと思います。

(来年もあったら見に来ますか?)そうですね。また小諸の景色を。」

「(毎年来てるんですか?)そうですね。とても楽しみにしています。

それぞれに個性も出ていて小諸の美しい風景とかね。

色々映像にも表れていたし、とても良かったです。

若い方たちの感性が年寄にも伝わってきて、とてもよかったと思います。」

「本当に年々ね。

盛り上がっていくのが嬉しいことだと思っていますので、

来年も期待しております。」

受賞作品は、来場者による投票で決定します。

第3回こもろ映画祭、グランプリには、

高崎経済大学 映画研究部の

「君が歌えば」が選ばれました。

この作品は

内気な高校生と将来に悩む大学生の

偶然の出会いによって

互いに自分を変えていく青春物語です。

また、劇中には監督らが自ら作詞作曲した

オリジナルソングを使用していました。

 

グランプリ

「自分たちはこういう賞を競うような大会、

映画祭にちゃんと出た経験がなくて、

それで映画の作り方とか

正直あまり分からないところからのスタートだったんですけど、

このような映画が作られたのも、今日ここに来れなかったんですけれども、

2年生の編集してくれた、いしはらこうたろうと監督を務めたさいとうさくら。

この2人の力がとても大きかったと思います。

自分が大好きな高崎経済大学映画研究部で

このような賞を取れたことを本当に感動しています。

本当にありがとうございました。」

 

また、準グランプリは、

千葉大学シネマウント・フィルム・パーティーの「ノック」が。

3位は、大東文化大学 映画研究会の

「イン・ザ・ライダラー」でした。

グランプリ、準グランプリの受賞大学へは賞金が贈られた他、

参加した全ての大学には、小諸の農産物が贈られました。

ことしも大盛況のうちに幕を閉じた「こもろ映画祭」。

実行委員会では、

今後も「こもろ映画祭」を継続していきたいとしています。

 

海老原紗衣実行委員長

「今年の映画祭は本当に満員で、とても嬉しいなというのがあるというのと、

あと、若い世代の方が本当に沢山来てくださってて、

中学生とか小学生とか沢山いらしたのが本当に嬉しかったです。」

「楽しかったことは、市役所の方々だったりとか、

ビデオを撮りに行ったときに、小諸高校の子たちとかと、

地元の方々と沢山触れ合えて、沢山お話出来たのが本当に楽しかったです。」

「出来るだけ今年経験した小諸市の方々の思いとか、

その映画祭にかける情熱とかをしっかり下の世代に伝えていって

もっとよりよい映画祭に出来たらなと

サポートしていきたいなと思っています。」