小諸商業高校3年の生徒たちは、

課題研究の授業で、「地域資源の発信」について学んでいます。

授業の一環として、

今月20日から市内で開催される

「信州小諸城下町フェスタ」に向けた取り組みを、

13日(金)に見学しました。

 

この日は、小諸商業高校の3年生20人が、

市内市町にある「山謙酒造」を訪れました。

今月20日から行われる

「信州小諸城下町フェスタ」では、

「山謙酒造」を会場に、

「小諸ワイン蔵」と題したイベントが開かれます。

このイベントでは、

小諸市内のワイナリーやヴィンヤードが手掛ける、

ワイン、シードルを試飲できます。

この日参加した生徒たちは、

「地域資源の発信」を学ぶ授業の一環で、

現在、日本酒造りを進めていて、

ゆくゆくは販売することを目標としています。

今回は、

江戸時代から続く酒蔵を生かしたイベントの作り方を通して、

地域の魅力の発信方法について学ぼうと、

「山謙酒造」の見学が行われました。

生徒たちは、イベントを企画する「アンド23」の協力のもと、

20日から始まる

「小諸ワイン蔵」に向けた会場設営を体験。

照明を取り付け、

参加するワイナリーやヴィンヤードの紹介パネルを

展示していきました。

その後、酒蔵に移動し、

日本酒作りの設備を間近で見学しました。

また、ワインの専門家に、

お酒の試飲会を開く際の手続き法や、

販売業免許についての説明などを受け、

生徒たちは、熱心に聞き入っていました。

 

生徒

「自分の通ってる高校の近くに、

こういう歴史のある酒蔵さんがあるっていうのを、

今回初めて授業で知ったので驚きました。

地域の特色を生かせるものとして

使えるんじゃないかなっていう風には思っています。

今回の授業で学んだことを、

自分たちの勉強の面にしっかりと反映させて、

地域の活性化に務めていけたらなと思います。」

 

先生

「高校生たち、小諸市内から通う子たちばかりではないので、

小諸市にどういう建物があって、

どういう取り組みをしてる人たちがいるのか、っていうのを、

実際に見て感じてほしくて見学っていうものを計画しました。

奥の方に酒蔵の大きいものがあるっていうのも、

私自身知らなかったですし、

生徒たちもこんな大きなものがあるっていうのは知らなくて、

すぐそこを通学路にしてて、驚きの連続でしたし、

さっきガラスのライトを付けたりっていうので、

だいぶ雰囲気も変わるもんだなっていうのも、

1つ1つが勉強になったと思います。」

 

&23二村さん

「日本酒の酒蔵で、ワインを飲むっていう

これまでにありそうでなかった企画を

やらせていただけることにまず感謝しています。

魅せ方っていうところで、何をどこに貼るとか、

人をどうやって使って場を作っていくっていうところで、

少しでも体験してもらえたんじゃないかな、と思います。」

 

生徒たちは、

地域の酒蔵を生かしたワインイベントの企画に触れることで、

地域の魅力の発信方法などについて、

学びを深めているようでした。