懐古園に隣接する鹿嶋神社では、
毎年9月6日に例大祭本祭典を執り行っています。
これを前に、前日の5日には宵祭りの神事が行われ、
氏子の子どもたちが浦安の舞を奉納しました。
宵祭りが行われたこの日は、神事を前に、
神社境内で、地元古城区の実業会による
屋台が立ち並び、
訪れた人たちでにぎわいました。
子どもたちの人気を集めていたのは、
「野菜てっぽう」のコーナーです。
当てると景品がもらえるとあって、
子どもたちはみな楽しみながら挑戦していました。
鹿嶋神社の例大祭は、
江戸時代初期からおよそ400年以上に渡って、
五穀豊穣や地域の平穏を祈り続けられてきた
秋の伝統の祭礼です。
神事には、神社の氏子である、
本町・田町・六供の「本町側」と
相生町・赤坂・古城・大手の「旧藩側」の
7つの区の氏子総代や祭事委員らおよそ20人が
集まりました。
宵祭りでは疫病退散を祈る
「湯立ての儀」が行われます。
鉄釜で沸かした湯に入れた笹を、神主が振り、
氏子の無病息災を祈願しました。
続いて、
氏子総代らが玉串を捧げて、地域の平穏を祈りました。
神事が終わると、厳かな雰囲気の中、
本町側の小学5、6年生8人が舞姫に扮し、
浦安の舞を奉納しました。
子どもたちは、訪れた保護者や参拝客らを前に、
堂々とした様子で雅やかな踊りを見せていました。