小林秀夫教育長の元教え子で、

佐久市出身のメゾ・ソプラノ歌手

飯森加奈さんが、

6日(土)小諸高原美術館・白鳥映雪館で

コンサートを行いました。

 

この日会場には、およそ120人が集まり、

用意した席は満席となりました。

飯森加奈さんは、

岩村田小学校に通っていた頃、

小林秀夫教育長が担任を務めた元教え子です。

現在39歳で、佐久長聖高校を卒業後、

名古屋芸術大学音楽学部声楽科に進学し、

卒業後は2年間イタリアに留学。

現在は、東京の音楽事務所に所属し、

都内を中心に各地でコンサートを開いています。

8年前、小諸高原美術館の館長を務めていた

小林教育長に声をかけられ、

館内でコンサートを開いたのがきっかけとなり、

以来、毎年、高原美術館やステラホールなど

小諸市内で歌声を披露してきました。

今年のコンサートのタイトルは

「語りかける愛のかたち

高原の初夏の風に乗せて」です。

このテーマには普段応援してくれている

みなさんに恩返しとして愛を込めて応えたいという

思いが込められています。

今回はきもの姿で登場した飯森さん。

近年衰退が進んでいるきもの文化を振興したいと

自らきものを着用。

このきものは日本画家の

田中一村さんがデザインしたもので

解説の後には場内の観客と共に田中さんを偲びながら

「椰子の実」を歌いました。

 

今年もコンサートを楽しみにしていたという

飯森さんの恩師、小林教育長は

「毎年楽しみにしています。

すごい声量があって、またこれだけ大勢の方が聴きに来て下さってありがたいなと思いますね。

飯森さんが本当にハツラツと年々歌もね、

私専門家じゃないのでよくわかんないですけれども

とても情感に訴えるようなもの増えているような気がして毎年楽しみです。」

今年も美しい歌声で観客を魅了した飯森さん。

訪れた観客たちは曲が終わるごとに

盛大な拍手を送っていました。