子どもたちに野球の楽しさを伝え、

小さいうちから野球に興味を持ってもらうために―。

保育園児を対象にした、ティーボール教室が

10日(金)に行われました。

この日は、さくら保育園の年少から年長までの園児64人が

小諸商業高校野球部のグラウンドを訪れました。

 

この教室は、

少年野球や中学、高校の野球部など

市内の野球関係者で作る「小諸地域野球協議会」が、

子どもたちに野球の楽しさを伝えようと、

去年から行っているものです。

市内の保育園や幼稚園にティーボールセットを贈り、

中学や高校の野球部員らが遊び方を指導しています。

「ティーボール」とは、ピッチャーが投げる球を打つ代わりに、

コーンの上に置いた球を打つ競技です。

この日は監督や野球部員たちが、

ティーボールゲームを通して、

野球の基本的なプレーを指導しました。

ゲームでは、

攻撃側の子どもが、ボールを打ってサークルにバットを置き

塁に走ると、

守備の子どもは受けたボールをコーンまで運びます。

ボールがコーンに運ばれるまでの間、

塁を回った分の点数で勝ち負けを競いました。

子どもたちは監督から打ち方の指導を受けると、

遠くまでヒットを飛ばしたり、懸命に球を追いかけて

コーンめがけて運んだりしていました。

野球に触れるのは初めてという子どもたち。

皆、野球部員らに教えてもらいながら、

ゲームを楽しんでいました。

 

子ども

「楽しかった。

(いっぱい打った?)うん。

ホームラン打つところが楽しかった。」

「楽しかったけど、

ちょっとまちがえちゃったところがあったけど、

またできて嬉しかった。」

 

竹峰監督

「初めてバットを握るとか、

ボール投げることはやったことあると思うんですけど、

野球のような形式でやるのが初めてだというお子さんも多かったので、

とにかくこういう機会をたくさん作ることで、

少しでもボール投げたりとか、

バット持ってボール打ったりとかする楽しさがわかってくれれば、

ありがたいなという思いで見ていました。」

 

さくら保育園の園児を対象にしたこの教室は

秋にも2回予定されています。

野球協議会では、

ティーボールゲームを通して野球に親しんでもらう機会に

していきたいとしています。