小諸市を舞台にしたこもろまち映画

『さかみちラプソディ』の撮影がいよいよ始まりました。

 

天候にも恵まれた撮影開始初日。

桜の開花は例年より遅れていたため、

まだつぼみの状態の桜の木の下で、

映画のワンシーンの撮影が行われました。

小諸が舞台となるまち映画「さかみちラプソディ」は、

坂のまち・小諸で苦難を乗り越えていく親子の姿と、

出会いによって生まれる

人間愛をテーマにした物語です。

ひとつの市町村に焦点を当てて制作する「まち映画」は、

まちづくりや観光PRのツールなどとして、

群馬県を中心に制作されてきたものです。

今回は、プロデューサーを務める、

小諸市出身の田中幸城さんが、

出身地・小諸の良さを映画で伝えたいと、

小諸を舞台に「まち映画」を企画。

初めての小諸での制作にこぎつけました。

映画に出演するのは、

皆、小諸や佐久などに住む人たちで、

去年行われたオーディションで選ばれました。

ほとんどの人が演技は未経験です。

ことし1月から、監督を始め、

プロの俳優らを講師に、トレーニングを続けてきました。

3ヶ月の特訓を経て撮影初日の演技に臨んだ出演者たち。

すっかり役になりきって、

与えられたシーンを演じきっていました。

 

「セリフがないシーンなんだけど結構緊張しました。

ようやく撮影かといううれしい感じもあるんですけど

撮影が6日間という短い期間なので

あとちょっとで終わっちゃうのかという寂しい気持ちもあります。」

「セリフを暗記することは結構得意でもうだいたいできているので、

あとは動きをしっかりちょっと大げさにやって、

見ている人に伝わる演技ができたらいいなと思っています。」

「ちょっと緊張しているけど楽しいのもあるかな。

(これまでいっぱい練習してきたけれども本番迎えて自信はありますか?)

あります。」

 

まち映画の撮影は、来月11日まで6日間の予定で、

懐古園を始め市内各所で行われます。

今月28日には文化センターホールで、

野岸小学校管楽部の演奏シーンを撮影予定で、

観客役のエキストラも募集中。

700人規模のロケを計画しているということです。

 

田中プロデューサー

「ドキドキしていてすごくいろんなこと感じて

撮影に臨んだんですけど、

いざ撮影入るとバタバタしていて

そういうことも忘れちゃう位楽しくやっています。

ここから5月11日まで計6回の撮影があるんですけど、

多くの市民の方にも協力していただきますので、

4月28日は大規模なエキストラさんが入った撮影とかもありますので、

ぜひ市内の方にも引き続き

協力していただきたいと思います。

よろしくお願いします。」