小諸商業高校が毎年10月に行っている販売実習

「スマイル小商店街」。

売り上げの一部は、

社会貢献活動の一環として毎年市に

寄付されています。

19日(火)には、「北国街道ほんまち町屋館」へ、

去年とおととしの売上金の一部で修繕されたベンチが贈られました。

 

この日行われた贈呈式には、

模擬株式会社「スマイル小商店街」で

新年度の社長を務める

橋本千鶴さんと役員の諸山睦さん、

同じく役員の友野直樹さんが

担当の教諭と共に出席。

 

小泉市長や、

本町区の掛川和人区長ら来賓をはじめ、

ほんまち町屋館の関係者も集まりました。

新年度社長の橋本さんは、

「スマイル小商店街では、

小諸の方々にお世話になっているので、

町屋館さんにベンチを寄付したいと思います。」

と述べました。

小諸商業高校の「スマイル小商店街」は、

生徒たちが、日頃学んでいる「商業」の学習を

実践的に生かす場を設けようと、

全校生徒と教職員が出資して

「模擬株式会社」を組織し

11年前から行われているものです。

去年は10月20日と21日の2日間に渡って開かれました。

当日は「販売実習」として、

生徒たちが企画や仕入れを行った商品を数多く販売し、

2日間でおよそ4千人が来場。

売上額はおよそ40万円に上りました。

今回寄付された2脚のベンチは、

去年とおととしの売り上げの一部からおよそ10万円で

修繕したものです。

「ほんまち町屋館の設備をよりよいものにしたい。」という

小諸商業高校の意向を受け、

ほんまち町屋館がベンチの修繕を希望しました。

修繕は、市内の掛川木工が手掛け、

屋外でも長く使ってもらえるよう、

耐久性の強い素材を使用しました。

受け取った掛川和人区長は、

「これから暖かくなると、

ベンチがみなさんの憩いの

場所になるんじゃないかと思います。

大切に使わせていただきます。

本当にありがとうございました。」と

感謝の言葉を伝えていました。

 

スマイル小商店街 橋本千鶴社長

「第10回のときにスマイルカフェなどで町屋館さんにお世話になって、

もっと町屋館さんがよりよいものになるようにと思って

ベンチを寄付しました。

まちの方とか、小諸に来てくださる方々が

気持ちよく使えたらいいかな、と思います。」