県の無形民俗文化財にも指定されている、

伝統の「御影道祖神祭」。

平成最後となることしのまつりが

7日(月)に御影区内で行われました。

 

江戸時代から300年以上にわたって続けられてきた

伝統の祭典「御影道祖神祭」。

無病息災や五穀豊穣、子孫繁栄などを願い、

毎年1月7日に行われています。

平成7年には、県の無形民俗文化財に指定されていて、

地域の人たちにとっては

欠かせない正月行事の一つとなっています。

午後6時、ぶつけ合いに向けて2台の山車が、

上宿と下宿それぞれの道祖神前を出発。

子どもたちが

山車の上からみかんや日用品などの護符をまいていきました。

集まった人たちは、

ご利益にあやかろうと

一斉に山車に向けて手を伸ばしていました。

2台の山車が御影区のコミュニティーセンター前に到着すると、

区の有志らによる「御影天領太鼓」の力強い演奏が、

祭りの雰囲気を盛り上げます。

太鼓の演奏が終わると

いよいよ祭り最大の見せ場、

山車のぶつけ合いが始まりました。

総重量1トンを超える2台の山車が

何度もぶつかり合う姿は圧巻で、

毎年見る人を魅了し続けています。

今年も、大きな音を立てて山車がぶつかる度に、

観客からは大きな歓声が上がっていました。

「すごいですね。やっぱり。音とかそういう迫力が全然違いますね。」

「ドドンパより衝撃やばいから、自分が地面より10cmくらい浮くよ。」

山車に乗った子どもたちは、

始めは緊張した様子でしたが次第に慣れてきたようで、

最後には激しいぶつけ合いを楽しんでいるようでした。