小諸図書館が、建物やサービス面で優れているとして、

第34回日本図書館協会建築賞に選ばれました。

 

日本図書館協会は、図書館建築の質の向上を図るため、

毎年、全国から優れた図書館を選出し、

「建築賞」を授与しています。

34年目となることしは、

公共図書館9館と大学図書館2館の

計11館がエントリー。

 

書類や視察による審査の結果、

小諸図書館と栃木県の「ふみの森もてぎ図書館」が

選ばれました。

 

小諸図書館 掛川裕介さん

「驚いたというか、びっくりしたのが最初の印象です。

建物とサービス、ハードとソフトの両方が

評価されたというのが

本当に素直にうれしかったと思います。」

 

平成27年、11月に開館した市立小諸図書館。

完成までにワークショップを42回に渡って開くなど、

利用者と度重なる検討を行ってきました。

今回の選考では、

入口付近に、地域資料コーナー「こもろのひろば」を設置し、

郷土学習を重んじている点。

中央スペースで、定期的にコンサートを開くなど

魅力ある取り組みをおこなっている点。

また、ひさしを深く出し、太陽の光を調整する設計や、

インテリアと標識のデザインが

フロア全体の調和を生み出している点など、

建物と利用者サービスの両方で

高く評価されました。

 

小諸図書館 掛川裕介さん

「工夫として本の並べ方で配慮をしているとか、

建物を造るときに市民の皆さんと

40回以上のワークショップを重ねた。

そういった経過が今も活かされて

利用者アンケートなども行って改善を重ねている。

そういったところが評価されたのが

本当によかったと思います。

この賞をきっかけに見学でもいいので、

図書館に来たことのない市民の方に

足を運んでもらって、

そういうきっかけになればと思っています。」

 

小諸図書館は、職員の方が工夫して

書籍の配置レイアウトを考えています。

そういったところが第3者から評価を受けるのは、

わたしたち市民にとっても喜ばしいことですね。

 

なお、今月29日までは、学校の夏休みにあわせ、

休館日なく開館しています。

時間は、平日は午後8時まで。

土日は午後7時までです。