この時期恒例の「菜の花まつり」が

ゴールデンウィーク最終日となった今月6日(日)、

市内糠地のみはらし交流館で開かれました。

 

ことしで13回目となる「菜の花まつり」は、

荒廃地の解消と景観向上のため、

菜の花栽培に取り組む小諸菜種振興組合が

毎年主催しています。

会場では、

訪れた人々に市内で採れた菜種油を味わってもらおうと

500食限定、環境保全協力金100円ずつで、

てんぷらやパスタのふるまいが行われました。

こちらは、

100パーセント小諸産の菜種油で揚げた

地元野菜のてんぷらです。

小諸産の菜種油は、生絞りで搾取するため、

ビタミンEが豊富に含まれています。

まつりでは毎年揚げたてのてんぷらが振る舞われていて、

訪れる人たちにも好評です。

 

揚げている人

「香りとコクがあるんです。揚げていても油にこしがあるから、

付け足して行けば最後まで使える油です。

抗酸化作用があるビタミンEが普通の油にはないけどこの油にはある。

だから酸化されにくいのと、

オリーブ油に匹敵するオレイン酸60%含んでいるので、

とても体にいい油です。」

 

また、軽井沢プリンスホテルからは料理長が訪れ、

菜種油を使用したスープパスタを

振る舞いました。

オリーブオイルの代わりに菜種油を使うことで、

風味が増し、コクが出るといいます。

この日、訪れた人たちは、おいしそうに料理を味わっていました。

「天ぷらおいしかったです。やっぱり違いますね。油がね。

 

いつも使っていますので。」

「パスタというからこういうお皿だと思ったら

お椀に入っていてちょうど食べ心地でおいしかったですね。

お天ぷらも上手に揚がっていてね。」

 

まつりでは、通常よりも100円安く

菜種油の販売も行われました。

安全安心にこだわって製造されていることから

利用者も増えていて、

この日も訪れた人たちが買い求めていました。

現在、小諸市内では糠地の他、御牧ケ原などで

菜種油用の菜の花を栽培しています。

作付面積はおよそ4ヘクタール

ことしの菜種油の搾油量は、

4800リットルを見込んでいるということです。

 

五月晴れに恵まれたこの日は、多くの人が訪れ、

ちょうど見頃を迎えた菜の花畑を散策しながら、

思い思いに過ごしていました。